第一章 ハジマリ
第14話 VSジャッジメント――違和感の正体
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
…?
「カオスは試合する前から力を使いまくってたからね……力を使っていない分、ボクの方が影響を受けにくいんだよ。ほら、身体が疲れていると病気になりやすいでしょ?」
「それと同じだよ」と笑うアステリに、フェイは「そこは人間と同じなんだ」と困った様な笑みを浮かべる。
そうやって普段通りに笑うアステリの表情が一瞬……ほんの一瞬だけ、いつもと違って見えて……天馬は不思議そうに眉をひそめる。
すると、スタジアム内にまだ幼い少女の元気な声が響いた。
『選手の皆さんっ! ハーフタイムもそろそろ終了です! 後半戦に向けて、ポジションについてくださいっ!』
「! そろそろ後半戦が始まるみたいだね。…………今話した様に、カオス達の力は弱くなっている……前半程、苦戦はしないと思うよ」
「それでも、油断はしない方が良い事に変わりは無いね」
「あぁ」と頷くと、天馬はアステリやフェイと一緒にグラウンドに向かって歩きだした。
さっきのアステリの言葉は、未だ全て理解出来た訳じゃない。
それでも、試合が始まればそんな事を考えている暇等無くなってしまう。
(さっきのアステリの様子も気になるけど………今は試合に集中しなくちゃ……!)
そう気合いを入れると、天馬は自らのポジションについた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ