第一章 ハジマリ
第11話 VSジャッジメント――覚醒するソウル
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
る。
カオスはそんなボールを前に、蹴り落そうと片足を上げて構える。
『カオス選手、またもや必殺技の体勢に! テンマーズ、またしても大ピンチっ!』
「行くぞ。インフェルn……」
その時。
「止めてみせるっ!!」
「!」
アステリはカオスと同じ様に――いや、それよりも高く飛び上がると、全身を水色の光に包み込む。
すると、先ほどまでとは違う、白い羽根に大きな翼、黄色いクチバシをたずさえた、巨大な《白鳥》へと姿を変えた。
「なっ……!?」
「あれって……!」
『なんとアステリ選手! こんな土壇場でソウルを発動! 美しい《白鳥》へと変身だぁぁ!!』
その場にいた全員が驚きの声をあげる。
白鳥へと姿を変えたアステリは、その大きな翼を羽ばたかせると、周りに激しい風を巻き起こす。
風は小さな竜巻の様に変化すると、カオスに衝突し、その体を吹き飛ばした。
「ッ……ぐっ!!」
「! カオス様っ」
「! チャンス!」
「!」
突然のソウル発動に、フェイをマークしていたジャッジメントの選手達にも隙が生まれた。
フェイがそこを見逃すはずも無く、二人のマークを離れ、前線へと上がる。
「アステリ、パスだっ!」
「うんっ! フェイっ!」
ソウルを解除したアステリは空中でフェイにパスを出す。
突然現れた反撃のチャンスに天馬も攻め上がろうとする。
その時。ふと、今まで悔しそうな顔をしていたカオスが胸を抑えてしゃがみこんだのが見えた。
カオスの異変に傍にいたデルタが駆け寄る。
「っ……くそ……」
「大丈夫ですか…? カオス様」
「あぁ……大丈夫……。まだ……平気だ…」
(? ……なんだ……?)
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ