346部分:第四十七話 北の大地その四
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。しかしそれは何も感じられなかった。
「まあ今のところはありませんね」
「誰もいないですよ」
「雑兵一匹もね」
探ったうえでカミュにも述べた。
「穏やかなものですよ」
「狼とか狐はいるみたいですけれどね」
「動物だけか」
カミュは彼等の話を聞いて述べた。当然ながら彼もまた橇に乗っている。何台かの橇に分かれそのうえで北へと進んでいるのである。
「今いるのは。確かにその通りだ」
「やはり察しておられますか」
「周りのことは」
「おのずと感じる」
こうバベルとオルフェに述べるカミュだった。
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