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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
明星作戦(オペレーション・ルシファー)前篇
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や小型種が続出してあたりには砂塵が立ち込め、まるで砂嵐のようであった。

だが、作戦を通じて地上のBETAの数もそれなりに減退して来ていることもあり、あちこちに大きなクレーターを作るほどの破壊力があった割に効果は限定的であった。
そして2割ほどの被撃墜機を除く、地上に降り立った10個大隊360機程のUNブルーのF-15ストライクイーグルとF-16ファイティングファルコンの部隊が周囲に残ったBETAを蹴散らし次々とハイヴの門へ向かう。

「タンゴリーダーより各機へ。我々はこれより横浜ハイヴへ突入する!当初の予定通り、所定のルートを突破したのち最深部への到達・調査が一次目標だ!いいか、訓練の成果を十分に発揮しろ!全機続け!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
時々、まばらに突っ込んでくる要撃級に突撃砲を食らわせ、無力化し、飛び掛かってくる戦車級も突撃砲で片づけながら、第3軌道降下兵団はどんどん下層へと進撃していった。

「やっと4層目にたどり着いたか。だがここまでは順調なようだな。」
「なんだか拍子抜けしますね。BETAはあらかた片付いたのでしょうか?」
直掩機の衛士が暢気な調子で訊ねる。
「油断するな!全周囲警戒を怠るなよ!」
隊長が引き締めにかかったが、BETAはまばらにしか襲ってこないので、部隊の全体に楽勝ムードが漂っていた。

そして2層程進んだ時に通信状態がやや悪くなってきたなと感じたその瞬間、うわずった副官の声が通信機に響くことになる。
「少佐、HQとの通信が途絶しました!」
「くっ・・・中継機器が破壊されたか・・・。さっさと目標達成せねば。」
部隊には一気に緊張感が走り、部隊の衛士たちは操縦桿を握る手に汗がにじんでくるのを感じる。

やがて、震動センサーがあり得ない方からの反応をキャッチする。
「少佐!壁の向こうに大規模な震動を感知しました!BETAと思われます!」
「この広間に横杭は無いからな。後方の警戒を厳にしろ!」

――――とその時、右側面の壁が突然崩れて、大量のBETAが湧き出してきた。
「クソッ伏兵か?!全機応戦しつつ左の壁面へ向かえ!」
「うわー!来るな――!!」「ひぁーっ剥がしてくれー!!」3機ほどのF-16が湧き出してきたBETAの至近にいた為、回避が間に合わず多数の戦車級に取りつかれ、手当り次第に装甲を齧られる。

そしてその3機は戦車級を振り切る為、手当り次第に突撃砲を乱射、4機ほどのF-4とF-16が避け損ねて被弾、機能低下または停止して落下する。

そしてその4機にも戦車級が群がる。
「やめろ、乱射するんじゃない!味方機に当たってるんだぞ!撃つのを止めるんだ!」
彼らの直属の中隊長機から必死の射撃制止命令が発せられるが、自らが捕食される寸前の状態でパニックを起
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