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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
明星作戦(オペレーション・ルシファー)前篇
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「そうか、惜しいな。まぁ仕方がない。引き続き進路を監視せよ!警戒レベルを引き下げ、戦時待機へ変更。」
言い残すと司令官はほっとしたのか、そのまま退室した。

そして約5時間後、月軌道上で大規模な爆発光が確認された。米軍司令部では先の攻撃で軌道を逸れた残り14発の核ミサイルが、漂流していた隕石に命中したと予想・結論づけられ、マスコミにもそのままリークされた。

この翌日より不定期に時計や一般通信回線が止まるという奇妙な例が地球各地で少なからずあったが、正確な原因は判明せず、調査の結果、一時的に多量の放射線が太陽から放出されたか、またはBETAによる地球環境破壊の結果に起因する磁気異常が原因ではないかと報告されている。


――――そして1999年8月5日未明から、オルタネイティブ第4計画総責任者の香月夕呼博士の提唱による、甲22号目標(横浜ハイヴ)攻略作戦である明星作戦が発動され、日本帝国軍、極東国連軍、大東亜連合軍、米軍の合同軍による総攻撃が開始された。

この作戦は対BETA戦においてパレオロゴス作戦(ミンスクハイヴ攻略作戦‐突入したソ連軍ヴォールク連隊によるハイヴ内部の情報である、「ヴォールク・データ」の入手につながった)、スワラージ作戦(宇宙戦力を初めて大規模投入したボパールハイヴ攻略戦)に次ぐ大規模反攻作戦であり、横浜ハイヴの殲滅と本州奪還を主たる作戦目標としていた。

まずは国連太平洋艦隊の5隻の戦艦(アイオワ・ニュージャージー・ミズーリ・イリノイ・ケンタッキー)を中心とした第二艦隊と帝国連合艦隊第2・第3戦隊の5隻の戦艦(信濃・美濃・加賀・大和・武蔵)による太平洋側と日本海側からの艦砲交差射撃に始まる。

海に浮かぶその巨躯に備わる大口径砲が重低音と共に耳をつんざくような閃光と灼熱の咆哮を立て続けにあげる。

砲撃第一波は光線級の迎撃によって、7割が撃破されたが、撃破されたAL(アンチレーザー)弾による高濃度の重金属雲発生により光線級の照射が大幅に減衰された。

重金属雲発生による恩恵により、緒戦の地上戦において前線戦術機部隊の損耗は34%と大きなダメージではあったが(対BETA戦では損耗率80%以上も珍しくはない)、計画に致命的な遅れは無く、おおむね順調に進んでいた。

「作戦、第二段階!国連軌道爆撃艦隊による高高度爆撃の後、国連軍第3軌道降下兵団降下!」
国連軌道爆撃艦隊の成層圏からの高高度精密爆撃の後、射出された無数の再突入殻が大気圏を突入し、一斉に降下ルートを取る。
重金属雲を抜け、そこから光線級による迎撃に20%程が食われたが、再突入殻から戦術機が次々と離脱。
そして積載物が無くなったそれは地上にいるBETAに対してそのまま質量兵器として降りかかった。
潰される要撃級、吹き飛ばされる戦車級
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