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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十八話 派遣任務 4
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する。そして、改めて冷静になってグランドを見た。

ダミーのいくつかは、アスカのバリアに体当たりを仕掛けているが、その程度ではびくともしない。

ジャンプ力も、精々頭に届くくらいで、バックネット程の高さのあるバリアを飛び越える事はできない。

「もうしばらく頑張ってもらうわよ、アスカ。スバル、エリオ!こいつらうをなるべく一カ所に集めて。アタシとキャロで本体を特定して封印する!」

素早くティアナが指示を出し、スバルとエリオが走り出した。





フォワード陣の奮闘を、隊長達は上空から見守っていた。

「新人達、悪くない動きよね。入隊当時から比べたら別人みたい」

シャマルが一人一人の動きを見てはやてに言う。

「なのはちゃんの教導の成果かな?」

はやての言葉にリインが嬉しそうに頷く。

「ヴィータちゃんも、最近は教導ガンバッてくれてるです!」

「留守番していたとは言え、アスカ君も初動が素早かったね。バリアでターゲットを囲い込むって、よく考えるよ」

相変わらずの突拍子もないアイデアに、呆れるようななのは。

上空は実にノンビリしている。だが、地上組はそうはいかない。

それまでバリアに体当たりをしていたスライムが、今度はアスカに向かってきたのだ。

ポヨンポヨンとアスカにぶつかっては、跳ね返る。

「まあ、このくらいならどうって事…ゴフッ!」

余裕の表情だったアスカが突然前のめりで倒れた。

5匹のスライムがまとまって、勢いをつけてアスカの後頭部に体当たりを仕掛けたのだ。

さらに、倒れたアスカの背中にポヨンポヨンと踏みつけるように体当たりを食らわしている。

「「アスカ!」」「「アスカさん!」」

スライムの思わぬ反撃に焦る4人。

「何か、数が増えてますよ!」

エリオがスライムの数が急激に増えている事に気づいた。

「アスカがバリアを張っているって分かったんだ!」

アワアワと慌てるスバル。

攻撃性は無い筈なのに、反撃してきた事に対してパニックを起こしかけている。

『数が増えたって事は、本体がダミーを産んでいるって事だろ?ならオレの所まで行列が出来てるんじゃないか?行列の先に本体がある筈だ!』

念話で叫ぶアスカ。

攻撃そのものは大した事ないが、数が集まると重くてかなわない。

「そうか!じゃあ、あそこの中心に!」

ティアナが行列の先、ホームベース付近のスライムの群に魔力弾を数発撃ち込む。

バン!とスライムが弾かれる中、一体だけ魔力弾を跳ね返した個体があった。それを確認するティアナとキャロ。

「あれが本体?」

「捕らえます。錬鉄召還!アルケミックチェーン!」

キャロが素早く魔法を発動
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