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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十八話 派遣任務 4
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フリードはまったく起きる気配ないので、オレは必然的にシグナム副隊長と会話をする事になったんだが、共通の話題って言ったら日頃の訓練に関することしかない。
ってな訳で色々話していると、
「うむ、ならやってみようか」
とすぐにシグナム副隊長は訓練モードに突入してしまう為、
「いや、今は待機中ですから!」
とオレが慌てて止めるというのを繰り返していた。
そんなやり取りを5回ほど繰り返した時だ。
突然アラートが発令された!
「ラピ!場所は!」
一気に実戦モードに切り替わる。
《河川敷グランドにロストロギア反応、確認しました》
よし、そんなに離れちゃいない。
オレはフリードをトントンと指で叩いて起こす。
「くきゅう〜?」
「フリード、お仕事だ」
フリードを抱えてオレは外に飛び出す。
「行くぞ、アスカ。私がお前を運ぶ!」
副隊長はすでにデバイスを構えていた。
「了解!」
オレもイヤーカフ、ラピに手を伸ばす。
『SET UP!』
『Activation!』
バリアジャケットを展開したオレと副隊長。
このまま副隊長に抱えて飛んで行く訳だが、その前にやっておく事がある。
「ラピ、簡易オプティックハイドをオレ達にかけてくれ」
このまま飛んでいったら、フライングヒューマノイドとして目撃されてしまうかもしれないので、透明化しておかなくちゃいけない。
この任務限定で、ラピには回数と効果が限定されているオプティックハイドがオートプログラミングされている。
オレはそれを発動させたのだ。
二人と一匹が透明になる。
「よし、行くぞ!」
シグナム副隊長が後ろからオレを抱き抱えて空に舞い上がる。
ポフン
最高です!
じゃない、じゃない。さすがに切り替えないと…
ポフン
無理だよ!
outside
グランドに向けて空を飛ぶアスカとシグナム。
フリードはアスカに抱えられていて、キョロキョロと辺りを見回している。
「まだ広域結界が張られてませんね」
アスカは通常空間の夜空を見てシグナムに言う。
「シャマルの準備ができていないのだろう。本来ならお前達に任せたいが、場合によっては私が抑える」
「その判断は現場を見てからにしましょう」
焦りは禁物だが、一般人に魔法を見られる訳にはいかない。
短期決戦で決めるのであれば、シグナムの判断の方が正しい。
「ついたが、何だ、あれは?」
シグナムがグランドの光景を見て思わずそう呟いた。
グランドに目を向けると、某ゲームに出てくるスライムのような物が、ポヨ
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