342部分:第四十六話 第五の戦場その七
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自分達のことであった。他ならぬ。
「その程度のこと何でもありません」
「それよりも狂闘士達です」
今度カミュに言ってきたのはバベルであった。
「あの者達のことですが」
「気をつけておくのだ」
カミュは狂闘士についてまずはこう告げた。
「今度の狂闘士達もかなりの強さだ」
「確かベリアルのレダ」
「あの男が来るのですね」
「八大公はな」
バベルとオルフェに答えたのはまず彼のことだった。狂闘士の頂点に立つ八大公のうちの一人である彼のことを述べたのである。
「まずはあの男だ」
「そして他の者達もですね」
「いると」
「そしてインプ達もかなりの数がいる」
その雑兵達のことだ。彼等も当然としているというのである。
「それでもいいのだな」
「無論です」
「全ては覚悟のうえです」
「そうか。ならばいい」
カミュは彼等の言葉を受けてその心も見た。そのうえで述べたのであった。
「では。行くぞ」
「はい。それでは」
「戦場に」
こうしてカミュもまた六人の聖闘士達を連れて戦場に向かうのだった。再び戦いがはじまろうとしていた。次の場所はコム、第五の戦場であった。
第四十六話 完
2009・8・16
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