15話目 漆黒の者(後)
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ングで、ギャラドスが敵の体力供給機たちの元へ到着した。
「スターミー! “まもる”」
「KK! ランクルスに攻撃!」
敵の五芒星スターミーたちは、“まもる”で無敵状態になった。
ギャラドスはそちらを無視し、緑液体ランクルスに攻撃を開始する。
「スターミー! “リフレクター”!」
五芒星スターミーの片方が、味方の物理攻撃を半減する技“リフレクター”を発動した。これによりギャラドスの攻撃は半減するが、ギャラドスは構わず攻撃する。
ギャラドスが“たきのぼり”を発動する。ギャラドスが水をまとって敵の緑液体ランクルスに突撃する。ギャラドスがまとう水は周囲の雨粒を吸収し、より威力が増した状態で“たきのぼり”が敵を直撃した。
あまりの威力に緑液体ランクルスは怯み、“サイコキネシス”が不発に終わる。
「ランクルス! “じこさいせい”だ!」
緑液体ランクルスは“じこさいせい”を発動し、ギャラドスから受けて減った分、巨大生花フシギバナに提供した分、これらの体力を回復した。
(“じこさいせい”を使った! しばらくは“じこさいせい”は使えないはず! 一気に決める!)
そう思い、グレイは指示する。
「KK! 全力で攻撃!」
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ライフ団のアークは、緑液体ランクルスへの指示に集中している。そんな中グレイは、ラッキーと巨大生花フシギバナとの戦いに目を向ける。先ほど目を覚ました両者は、戦いを再開した。
「姐さん! 無理に攻撃する必要はない! 相手の攻撃の回避が優先だ!」
グレイの指示で、ラッキーは攻撃をやめて回避の姿勢をとった。敵の“ギガドレイン”はラッキーには当たらなかった。
ここで、グレイはある事を思い出す。
(あれ? 姐さんの“タマゴうみ”、そろそろ使えるんじゃないか?)
巨大生花フシギバナとラッキーが共に眠っていた時間があるので、前に“タマゴうみ”を使ってから時間が経っている。
「姐さん! “タマゴうみ”で自分を回復してくれ!」
グレイの指示に対して、ラッキーは力強い視線と身振りを送るだけで、“タマゴうみ”を使おうとしない。
「もしかして、KKの為に取ってある分ってことか?」
グレイの問いかけに対し、ラッキーは力強くうなずいた。
(取っておくって言っても……姐さんが戦闘不能になってしまったら“タマゴうみ”を使う事すらできないし……どうするか)
グレイは少し考え、ラッキーの熱い思いを尊重することにした。
「姐さん! 分かったよ! ただし条件がある。相手の攻撃に3回当たるまでだ。攻撃に3回当たった時点で、“タマゴうみ”を自分に使ってもらう! “タマゴうみ”を届けたかったら、相手の攻撃を避けることだ!」
グレイの言葉にラッキ
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