暁 〜小説投稿サイト〜
トラベル・トラベル・ポケモン世界
15話目 漆黒の者(後)
[4/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ラドスを攻撃している。
 遠くにいる2体の五芒星スターミーは、現在何もしていない。しかし巨大生花フシギバナに体力を供給しているので、仕事はしていると言える。
 黒犬ヘルガーは、ギャラドスに彼方に吹っ飛ばされて、現在は離れた位置から帰ってこようと走っている。

(作戦はさっきと同じだ……まずはヘルガーを潰す!)
 グレイは指示を出す。
「ビビ! 姐さん! ヘルガーを追ってくれ」
 黒犬ヘルガーの盾を務める巨大生花フシギバナは、現在ギャラドスに釘づけである。さらに、黒犬ヘルガーは大きなダメージを負っている。潰すなら今しかないとグレイは判断した。
 ビビヨンとラッキーが、黒犬ヘルガーの方向へと向かう。
 これにより、戦況はまた新たなものになった。
 ギャラドスVS巨大生花フシギバナ、及び援護の緑液体ランクルス。
 ビビヨン&ラッキーVS黒犬ヘルガー。
 フシギバナに体力を供給する五芒星スターミーたち。







<i6149|38311>







 グレイはギャラドスと巨大生花フシギバナの戦いに目をやる。
 ギャラドスはかなり消耗している。対して相手は、体力を供給を受けているので消耗はない。
(なんとか食い止めてくれKK!)
 グレイはそう強く願った後、自分の意識をビビヨンとラッキーと、黒犬ヘルガーの戦いに向けた。ギャラドスが再び眠らされては困るが、今はこちらが優先だった。
 黒犬ヘルガーは、ビビヨンとラッキーの攻撃を、自分の攻撃で相殺したり避けたりして上手に立ち回っている。
 戦況を動かすべく、グレイが指示を下す。
「姐さん! もっと相手に近づいてくれ! ビビはそのまま攻撃!」
 指示を受け、ラッキーが相手に距離を詰める。
 体力が減っていて、これ以上ダメージを負うことができない黒犬ヘルガーは、ビビヨンからの攻撃を防ぐことを優先し、ラッキーの接近を防げない。
「今だ姐さん! “うたう”! ビビも近づいて攻撃!」
 相手に近づいたラッキーは“うたう”を発動した。敵の黒犬ヘルガーは、眠ってしまった。
 とどめを刺すために、ビビヨンが一気に距離を詰めて攻撃を放とうとするが、
「ヘルガー! “あくのはどう”! そして“れんごく”だ!」
 眠ったはずの黒犬ヘルガーに向かって、ライフ団のアークがそう指示した。
 すると、ついさっきラッキーが眠らせた黒犬ヘルガーは既に目を覚ましており、“あくのはどう”を放った。
 黒犬ヘルガーに近づいていたビビヨンに、“あくのはどう”が直撃した。ビビヨンは大きなダメージを受けただけでなく、突然の相手の攻撃に驚いて怯んでしまった。そこに、強力な炎の技“れんごく”が決まった。
「姐さん! “マジカルシャイン”」
 黒犬ヘルガーが短時間で目を覚ました
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ