15話目 漆黒の者(後)
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ラドスを攻撃している。
遠くにいる2体の五芒星スターミーは、現在何もしていない。しかし巨大生花フシギバナに体力を供給しているので、仕事はしていると言える。
黒犬ヘルガーは、ギャラドスに彼方に吹っ飛ばされて、現在は離れた位置から帰ってこようと走っている。
(作戦はさっきと同じだ……まずはヘルガーを潰す!)
グレイは指示を出す。
「ビビ! 姐さん! ヘルガーを追ってくれ」
黒犬ヘルガーの盾を務める巨大生花フシギバナは、現在ギャラドスに釘づけである。さらに、黒犬ヘルガーは大きなダメージを負っている。潰すなら今しかないとグレイは判断した。
ビビヨンとラッキーが、黒犬ヘルガーの方向へと向かう。
これにより、戦況はまた新たなものになった。
ギャラドスVS巨大生花フシギバナ、及び援護の緑液体ランクルス。
ビビヨン&ラッキーVS黒犬ヘルガー。
フシギバナに体力を供給する五芒星スターミーたち。
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グレイはギャラドスと巨大生花フシギバナの戦いに目をやる。
ギャラドスはかなり消耗している。対して相手は、体力を供給を受けているので消耗はない。
(なんとか食い止めてくれKK!)
グレイはそう強く願った後、自分の意識をビビヨンとラッキーと、黒犬ヘルガーの戦いに向けた。ギャラドスが再び眠らされては困るが、今はこちらが優先だった。
黒犬ヘルガーは、ビビヨンとラッキーの攻撃を、自分の攻撃で相殺したり避けたりして上手に立ち回っている。
戦況を動かすべく、グレイが指示を下す。
「姐さん! もっと相手に近づいてくれ! ビビはそのまま攻撃!」
指示を受け、ラッキーが相手に距離を詰める。
体力が減っていて、これ以上ダメージを負うことができない黒犬ヘルガーは、ビビヨンからの攻撃を防ぐことを優先し、ラッキーの接近を防げない。
「今だ姐さん! “うたう”! ビビも近づいて攻撃!」
相手に近づいたラッキーは“うたう”を発動した。敵の黒犬ヘルガーは、眠ってしまった。
とどめを刺すために、ビビヨンが一気に距離を詰めて攻撃を放とうとするが、
「ヘルガー! “あくのはどう”! そして“れんごく”だ!」
眠ったはずの黒犬ヘルガーに向かって、ライフ団のアークがそう指示した。
すると、ついさっきラッキーが眠らせた黒犬ヘルガーは既に目を覚ましており、“あくのはどう”を放った。
黒犬ヘルガーに近づいていたビビヨンに、“あくのはどう”が直撃した。ビビヨンは大きなダメージを受けただけでなく、突然の相手の攻撃に驚いて怯んでしまった。そこに、強力な炎の技“れんごく”が決まった。
「姐さん! “マジカルシャイン”」
黒犬ヘルガーが短時間で目を覚ました
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