暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 雷帝への道程
覚醒はいつも唐突に来るけど、それを支える土台があってこそ
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〜、って感じです。セラフォルー・レヴィアタン様とか、その代表格です」

「えっと、セラフォルー・レヴィアタン様って魔王様だよね?その人が代表格って」

「会えばわかりますよ、会えば。と言うか、魔王様方全員がプライベートはひどいですよ」

「聞きたくなかったそんなこと!!」

「妖怪、特に鬼と比べれば大したことないですって。そう言えば姉様から手紙が来てましたよ。お兄ちゃんの傍に居たいならちゃんと正面から思いを告げてからじゃないと邪魔するって」

「う〜ん、やっぱりその感覚がわからないや。本当に良いの?」

「三つ子の魂百までって言うじゃないですか。お兄ちゃん、一人でいるのが当たり前って考えてる時があるんです。放って置いたら屋台をやるだけの機械みたいになりますよ」

「そんなこと」

「ありえないなんてことはありません。お兄ちゃん、昔に比べて心が弱ってます。レーティングゲームのランキングが上がれば上がるだけ、強いはぐれを倒せば倒すだけやっかみや誹謗中傷が増えていくんです。お兄ちゃんは気にしていないなんて言っていますけど、本人が気づいていないだけでドンドン弱っているんです。だから、周りで支えてあげられる、気を抜ける相手を増やしてあげたいんです。いつか心が折れて倒れそうなときに支えてあげれるように」

「ゼオンの心が折れる?そんなことあり得るの?」

「これ以上はお兄ちゃんにちゃんと思いを告げてからです。デリケートな話なので。お兄ちゃんの弱点と言ってもいいです」

その弱点を聞き返そうとしたところで大きな爆発音が聞こえてきた。音だけで振動が一切ないのでなんか変な感じだ。

「ふむ、どうやら癇癪を起こしたみたいだな。挑発してくるから、その間に戦闘準備を整えろ」

ゼオンが挑発を兼ねるためかエプロン姿で階段を上がっていく。ゼオンは戦う時は必ず白いスーツにマントを羽織るのが裏の世界では常識なのだそうだ。たとえ相手が私達のような新人相手の訓練でもだ。それなのに態々エプロン姿で行くということは敵や訓練相手とすら見ていないということだ。これは怒るだろうな。案の定というべきか爆発音が聞こえてくるけど、それ以外は何もない。ゼオンが用意してくれたポーションとエーテルで回復し、着替えて戦闘準備が終わる頃にゼオンが降りてくる。

「さて、これから闘争の時間だ。敵の数は上級堕天使が一人にエクスカリバーを持つはぐれのエクソシストが一人、そして戦闘力を持たない神父が一人だ。まあ、多少の魔獣を使ってくる可能性もあるが皆の力なら問題ないだろう。基本的にオレとデュリオは手を出さない。だが、いざという時は動く。だから、第一目標は死ぬな。第二目標がコカビエルの首だ。そしてはぐれのエクソシストと神父は木場、お前が斬れ。今のお前なら負けることはないだろ
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