マブラヴ
1476話
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タも当然カリンダ基地同様にシャドウミラー製であり、JIVES以上の性能を持つシミュレータだったりする。
……まぁ、結局は実機を使ったシミュレーションが一番いいのは事実なんだが。
コスト的な問題があり、このシミュレータはプロミネンス計画に参加している者達から絶賛されているらしい。
そうして、当然シミュレータの映像は外からも見る事が出来るように大型の映像モニタが設置されていた。
今映し出されているのは、BETA相手の模擬戦。
無数の攻めてくるBETAを相手に、アルゴス小隊が頑張っているのだが……
「ブリッジスだけはやっぱり一枚も二枚も見劣りするな」
そう、呟く。
これはブリッジスの腕が悪い訳ではなく、純粋に日本の戦術機の乗り方が分かっていないんだろう。
篁が言った通りだな。
それに比べると、他の3人は十分に自分達の機体の特性を活かしていた。
「篁、やっぱりブリッジスにはきちんと日本の戦術機の特性を教えて、実感させた方がいい。でないと、不知火弐型の完成云々の前にパイロットが死ぬぞ」
「……はい」
篁も映像を見てその辺は理解しているのか、そう言葉を返してくる。
だがそれでも日本の機体特性を教えないというのは……ブリッジス本人に対して色々とあるんだろう。
ああ、それとこの光景はブリッジスがBETAに慣れていないというのも大きそうだ。
見るからに腕が縮こまっているのは、機体云々の他にBETAに対して恐怖心を抱いているからこそだろう。
……一応テストパイロットに選ばれたんだし、技量に関しては問題はない筈だ。
だが、恐らく……いや、間違いなく実戦に出た経験はないんだろうな。
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