マブラヴ
1476話
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ファブニールが1機あれば、マブラヴ世界全ての戦術機と戦っても勝てるだろう性能だ。
まぁ、実際には精神的な疲労とかそういうのがあるから、本当にそれが出来るかどうかと言えば、かなり難しいだろうが。
あ、でも永久機関であるブラックホールエンジンを使用しているんだから、バリアを展開しておけば攻撃は無条件で弾かれるか。
このマブラヴ世界の機体の攻撃力というのは、恐ろしい程に低いし。
何しろ、リニアガン・タンクやガン・ルゥが第一線で活動出来るのだから。
ファブニールの中で寝て、また起きたら戦いになれば……
ああ、でも例外的にこの世界にも幾つか高い攻撃力を持った武器があったな。
1つは、言うまでもなく核兵器。
次に、S-11を使った兵器。
そして最後に、G弾。
これらを使えば、ファブニールのバリアでも防げるかどうかは怪しい。
……まぁ、どれもそう簡単に使える兵器ではないが。
この中で一番使い勝手がいいのは、俺達シャドウミラーでも使われているS-11。
マブラヴ世界で開発されたとは思えない程に強力な威力を持っている代物で、ハイヴの反応炉を破壊する為だったり、BETAに殺されるよりは……と自決する時とかに使うのが普通だ。
リニアガン・タンクやガン・ルゥといった兵器が増えてきてはいるが、それでも戦術機のパイロットがBETAに殺される数が皆無になるという訳ではないのだから。
「……さすがシャドウミラーといったところですね。そこまで贅沢な量産機なんて、少し考えられません」
篁がしみじみと呟く。
「そうだな。篁にも分かりやすく言えば、紫の武御雷を量産機にしているようなものだ」
その言葉に、篁が改めて驚くも……他の面々は俺の言っていることが理解出来ないのだろう。首を傾げていた。
まぁ、武御雷という同じ機体であっても、色によって性能が変わるというのは少し珍しいタイプだろう。
戦術機によっては地域性が出たり、もしくは改修によって性能が変わったりするのは珍しい事ではないが、最初からその辺を想定して作られたのが武御雷なのだから。
……マブラヴ世界でそんな事をやっている余裕とかはないと思うけど。
それでもその辺を押し通したのは、色々とあるんだろう。
「さて、取りあえず自己紹介はこの辺で終わりでいいか。……篁、これからの予定は?」
「いえ、特にこれといったものは……アクセル代表達はXFJ計画に協力して貰っていますが、独自行動を認められていますので」
そうなると……さて、どうしたものだろうな。
特に何かやる事がある訳じゃないし……
「スレイ、どうする?」
「ふむ、私はもう暫くこのカリンダ基地を見て回りたいと思う。だが、それはあくまでも私の要望であり、アクセルは気にする必要が
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