暁 〜小説投稿サイト〜
光の道の使者と共に駆け抜ける未来。
第1章 1年生前半〜学園生活に溶け込んでみた〜
第1話 入学試験デュエル〜ライロを落とせ、話はそれからだ〜
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「さて、と…忘れ物はないよね」

整理整頓された玄関。

カバンの中には、最低限のものと今日つかうデッキと小型デュエルディスク。

本日向かう先は、

「デュエル・アカデミア…か。まさか、本当にこんな世界に来ちゃうなんて思いもしなかったなぁ」

絶海の孤島に立つデュエリスト養成学校、デュエル・アカデミア。

本日、その入試試験である。



所で、私、藤堂龍華(ふじどうりゅうか)は元々この世界の人間じゃない。

前は遊戯王が遊びの一つだった世界にいた。そのころは、まずこの名前じゃないわけで。

元の名前は藤堂龍之介(ふじどうりゅうのすけ)。割とどこにでもいそうな男子大学生をやってた。

遊戯王でファンデッキ作って、大した勝率も上がらなかったけど、あの時は滅茶苦茶楽しかった。

そして、いつも通り部活に顔を出そうとして、



交差点で事故ったダンプカーの荷台に積んであった木材が崩壊するのに巻き込まれたのである。



光の道の使者と共に駆け抜ける未来。 
 第1話 入学試験デュエル〜ライロを落とせ、話はそれからだ〜



次に私が目を覚ましたら、今さっきまでいた部屋のベッドの中だった。

まるで訳が分からないぞと起き上がって横を見たら、脇机に手紙が置いてあった。

それの書き残し主は私をこの世界へ投げ込んだ、「転生神」という存在から。

端的にまとめれば、「あなたは元の世界で事故に巻き込まれましたが、セカンドチャンスが発動されたので遊戯王世界に投げ込まれました。デュエル・アカデミアへの入学試験へご招待します」ということが書いてあった。

…ちょっと軽すぎじゃない?

更に読んでいけば、部屋は自由に使ってもOK、カードプールは部屋においてあるからご自由にどうぞ、ついでに精霊を見れる眼もつけておいたよ、とのこと。

さらっと特典のようにつけられた精霊の眼の話はもうこの際ラッキーってことでもらっておこう、と悟った瞬間ですよ。

あとあとがきの方に、「ついでに幼女化しておいたぞ。どうだ、喜べよ」とのこと。

…流石に夢だと思いますよね。でも現実って厳しい。鏡に映っている私の姿、幼女なんだもの。

黒髪が肩のあたりまで来てて、割とかわいらしい感じになってる。私、意外と高スペック。

これである程度胸あったらロリ巨乳ですね分かります、とか若干邪な考えで自分の胸見たら、残念、そんなことはなかった。

しかし元は男で今はロリって言う状況なのになぜか冷静でいる自分がいる。

意外と自分が女の子になっている現状を飲み込めてる…って言っていいのかなぁ?

そしてカードプールを漁れば、出てくる出てくる。

(よかった!ライトロードデッキ残ってる!)


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