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仮面ライダーアクセプター-孤高の望喰者-
望み喰らいし魔法使い
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RIVER-ON!COME-ON】

皇巳は己が信念を叫びながら、何時の間にか右手に持っていた一回り程大きい指輪「ドライバーオンリング」を左手に嵌めると、彼の腰に斜めに傾いた紫色の縁をした青色の左手の形をしたベルト「アクセプタードライバー」が出現し…

【SHABADUVI-TOUCH-HENSHIN〜♪SHABADUVI-TOUCH-HENSHIN〜♪】

アクセプタードライバーの手のレバー「ハンドオーサー」を反対方向に動かし、また元の位置に戻すと、そこから今の緊迫とした場面に似付かわしくないふざけた音声が鳴り響く。皇巳はそれに構わずあの台詞を叫ぶ…。



「変身!」



【CHANGE!COME-ON】

ハンドオーサーに指輪を嵌めた左手を翳した瞬間、皇巳の背後に海蛇を囲った青紫色の魔法陣が現れ、それが彼の身体を潜ると、金色の縁を囲った菱形の青紫色の宝石を模した仮面、胸部に同色の鎧、ダークグリーンの蛇の様な六つの眼を模した不気味な模様が特徴のダークブルーカラーのスカート部分がギザギザしたロングコートを羽織った魔法使い「仮面ライダーアクセプター」へと姿を変えた…。

『希望も絶望も…全て喰らってやる!!』

【CONECT!COME-ON】

『うおぉぉぉぉっっっっ!!!!』

アクセプターは直ぐ様魔法の指輪「アクセプターリング」の一種である、異空間から物を取り出す「コネクトリング」を発動、魔法陣を現われ、そこに手を突っ込むと中心にハンドオーサーが付いた金色のライフルと槍が一体化した武器「アクセプターライフルスピア」を取り出し、スケルトン等に向かって走り出す。

『よもや魔法使いにまで覚醒するとはな。だが、雛ひよこ程度ならば三体で葬れる…さぁ、行きなさい。』

『グオォォッッ!!』

『ピエェェッッ!!』

『今度こそ殺してあげるわ…お兄ちゃん♪いや…クソ魔法使いさんよぉぉっっ!!』

ただのゲートであった皇巳がファントムになる所か、敵である魔法使い(アクセプター)に変身すると言う予想外の展開となったが、覚醒直後ひよこの魔法使いならば取るに足らぬ相手だと判断したスケルトンは、皇巳の家族「だった」ケンタウロス、ハルピュイア、マーメイドにアクセプターの抹殺指示を出し、三体のファントムはそれに従い襲い掛かる。

『はっ!!えいっ!!うらっ!!せぇぇいっっ!!!!』

三対一と不利な状況であり初めて変身したばかりにも関わらず、アクセプターライフルスピアを振り回しつつ、要所要所にパンチ(それもアクセプターリングを填めた方で)やキック等の格闘技を組み合わせ三体のファントムを後ろへ弾き飛ばすアクセプター。

『どうした、三体で掛かってんのに俺を倒せねぇのかよ?』
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