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仮面ライダーアクセプター-孤高の望喰者-
望み喰らいし魔法使い
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なるよ。』

アクセプターの未知なる能力を披露した礼として撤退を口にするスケルトンは、何やら意味深な言葉を彼に投げ掛けながら左中指に「ある物」を嵌めると…

【DRIVER-ON!HURRY-UP】

『なっ!!?』

『魔法使いとファントム…二つの力を合わせ持つ…我等「ソーマ」がね…。』

なんと彼の腰にアクセプタードライバーに似た黒縁のくすんだ金色の禍々しい悪魔の手の形をしたベルトが装備された。そしてスケルトンは、魔法使いとファントム…二つの魔力を持った存在「ソーマ」である事を明かした。この事から先程サバトによって変貌したファントム達を別の場所へ移動させたあの黒い魔法陣も彼の仕業だと説明がつく。

『また会おう…望喰の魔法使いよ…!!』

【TELEPORT!-HURRY-UP】

『待ちやがれ!!くそっ…!!』

スケルトンがドライバーを操作し空間移動魔法の指輪「テレポートリング」を嵌めた手を翳すと、彼の背後に人が通れるくらいの黒い穴が発生し、それを潜って穴ごとこの場から消え去った為、彼を仕留める損ねたアクセプターは、苛立ちながら変身を解除する。

(二つの魔を持つソーマか…厄介な存在に目を付けられたな、望喰者よ。)

「関係無ぇよ。ファントムだろうとソーマだろうと、どんな事をしてでも其奴等の望みを全部まとめて喰らい尽くしてやる!!琉妃を救う為にな…!!」

ファントムに加え、ソーマの存在は確かに厄介だが、それらの障害てき全ての望み(まりょく)を喰らって琉妃を完全に救い出すと、望喰者(皇巳)はアクセプターリングを嵌めた左手を強く握って誓う…。



「そうだ…あの日から琉妃は必ず救い出すと決めたんだ。どんな事をしてでもな…!!」

魔法使いの資格を得たあの日を思い返していた皇巳は、琉妃の頬を優しく撫でながら彼女を救う決意をより固める。

(人間…ファントムの気配を感じたぞ…!!)

「言われるまでも無ぇ。行くぞ!!」

シーサーペントからファントムの気配をこの付近で感知した事を聞いた皇巳は、琉妃を救う一歩として、ファントムを倒すべく家を後にする。



『はっ!!うらぁぁっっ!!』

『グアァァッッ!!?』

ゲートを同胞にするべく迫っていた、鎧を纏い青い体色をした二足歩行の牛を模したファントム「ミノタウロス」をアクセプターはアクセプターライフルスピアで幾度も攻撃し怯ませながら、マーメイドリングをドライバーに翳す。

【MERMAID!COME-ON】

『オラオラオラオラオラオラオラオラァァァァッッッッ!!!!』

『グガガガガガガガァァァァッッッッ!!!?』

マーメイドリングの力により、アクセプターは水色の禍々しい魚を模
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