『Illicit』
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いつもの帰り道で、いつものことをする。
決まり事なんだ、ほんの些細なこと。
いけないことなんてのは言われなくても解ってた。
道無き道を手当たり次第に逃げ込んできたような人生。
どうにもならないと悟ってしまえばつまらなくなった。
迷い込むフリをして利用しながら強かに生きてくしかない。
なんで産まれてきたの?
なんで産んでしまったの?
なんで殺さなかったの?
いつ殺してくれるの?
私の罪を、憎き母と、母の男の罪を、誰が裁いてくれる?
殺意という快楽を得た私は、どう調理しようかと楽しむ。
病んでしまう前に誰か此処から掬い出してよ、ねぇ...頼むから。
脳天突き抜ける程凍える夜。
目の前には血塗れのあなた。
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