暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
チワワとキツネ
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が得点を一点でも奪えば、それでこの勝負は決まりだ!!)

どこにいるのか予測もついていないが、やるしかないと腹を決めた氷の魔導士はとにかく仲間を探して懸命に走る。

(ヤバイ!!ユウカさんに合流されたら負けちゃう!!)

五分間で合流できるのかは怪しいが、万が一ということもある。ソフィアは先を行くチワワの後ろを追い掛け、敵プレイヤーユウカと直接対決をしようと走り出す。

(お願い!!誰かユウカさんを止めて!!)

リオンが合流したら1ポイントは確実。その前にポイントが取られてしまえばゲームが決まってしまう。負けられない戦いであるこの一戦、ソフィアは祈ることしかできない五分間へと突入した。

















(へぇ、ソフィアが間違えたのか)

走るリオンとソフィアが目指す人物であるユウカは、五分間の優位な時間を得て心に余裕を持っていた。

(この五分のうちに二点取って勝負を決めないとな。だが・・・)

微動だにしないキツネを前に、額から汗が流れ落ちるのを感じる。

(こいつ・・・動かないつもりか?)

己の数字を隠しただじっと構えているキツネ。両チームの明暗は、このキツネにかかっていた。








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