33部分：第三話 ローマへその五
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。それと共にブイヤベースの味の分析もしている。
「神が二人いるだけに」
「二人」
シャカはそれに異議を呈するようだった。
「果たして二人か」
「どういうことだ、シャカ」
「ハーデスには二人の側近である神がいた」
シャカはアイオロスに対して話す。
「タナトスとヒュプノス」
「それとヒュプノス配下の四柱の神か」
サガが言う。
「彼等を倒すのに多くの犠牲を払っていたな」
「蟹座のマニゴルド、山羊座のエルシド」
当時の黄金聖闘士達だ。彼等もまた圧倒的な力を誇っていたがタナトス及び四柱神を倒す時に壮絶な戦死を遂げたと言われている。またタナトスとの戦いでは先の教皇セージも命を落としている。このタナトスとヒュプノスにより今までの聖戦で聖闘士達は大きな犠牲を払ってきているのだ。
「彼等の犠牲で」
「人が神を倒すというのはそれだけで無謀だ」
アイオロスは言う。
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