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*ヒキニートの俺が異世界に行ってしまった様です。*
第6話『奏真とレイン』
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目を開けるとそこには、泣きそうな顔になっているレインがいた。「そ、奏真っ!やっと起きたぁぁぁあ!」そう言うとレインは泣きながら俺に飛びついてきた。「うわぁぁん!奏真〜!!」俺は状況が飲み込めずモドモドしながら言った。「ちょ、まっ…え!?レイン…なんで生きてんだよ!?」「えっとね…奏真にかけてた回復魔法を潰された後に自分にもかかっちゃったの、だから気付いたら回復してたんだ…」俺は事情を聞き、レインが生きていたことに安心し、また眠ってしまった。そして俺は、その2日後に目が覚めた。「ん…ふぁあ〜、よく寝た…」「奏真、おはよう…」レインが俺に回復魔法をかけ、眠たそうにしながら言った。「お前、まさかずっと寝ないで俺に魔法かけてたのか?」「うん、だってあと16分で完全回復だから…」「もう俺はいいからお前は寝ろ!今すぐ寝ろ!!」俺はレインに怒鳴りつけ、寝るように促した。「え〜?でも、奏真がどっか行くかも知れないし〜?」「俺はどこにも行かねぇよ!…あ、レインこっち来い」俺はそう言うとレインを俺の隣に寝かせた。「へ?ひぁっ!?ちょ、奏真!?何してっ…」レインが顔を真っ赤にして言った。「こうすれば俺がどっか行ったらすぐ分かるだろ?あ、もしかして俺の隣に来るの嫌か!?」俺が慌てながら言うとレインは微笑みながら違うよ、と言った。それから俺はレインが起きるまでずっと付き添っていた。
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