マブラヴ
1474話
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当然階級が必要となる。
俺は取りあえずシャドウミラー代表という事もあるのでその辺は例外としたのだが……スレイはどうしても階級が必要だった。
そしてどの階級を与えるかという事で大きく騒ぎになり……最終的にスレイに与えられたのが、大佐という階級な訳だ。
外見が20代のスレイに大佐というのは、どこからどうみてもアンバランスなんだが……その辺はシャドウミラーだからという事で皆が納得してしまった。
まぁ、実際……スレイは時の指輪の効果で外見はそのままだが、魔法球とかの分も合わせると実年齢は……
そう考えた瞬間、俺の隣にいるスレイが艶やかな笑みを浮かべて俺の方へと視線を向けてきた。
女の勘というのは……
そんな事を思いながら、そっとスレイから視線を逸らして口を開く。
「今も言ったが俺達シャドウミラーはXFJ計画において、あくまでもオブザーバーやアドバイザーという立ち位置になる。また、基本的にはXFJ計画の担当だが、プロミネンス計画全ての国に協力する事になるだろう。その辺を、あくまでも勘違いしないようにして行動して欲しい」
簡単に言えば、俺達シャドウミラーはXFJ計画に協力するが、だからといって他の計画に協力しないという訳ではない。
自分達の所有物のようには考えないように……というのを念を押した訳だ。
正直、プロミネンス計画に協力するのなら俺じゃなくて技術班から人を寄越した方がいいと思うんだがな。
ただ、その辺をレモンに言うと、技術班から人が行くと質問に来る者が多すぎてどうしようもなくなるらしい。
実際、以前技術班を派遣した時には何でもかんでも技術班に聞くような真似をした者がいたとか。
それで、技術班には関係ない俺達が選ばれた訳だ。……一国の代表がそんな真似をしてもいいのか、という疑問は残るが。
ちなみにスレイがお目付役として付けられたのは……今の戦術機パイロットには女も多く、その上で着ているパイロットスーツがアレな訳だ。
平たく言えば防波堤だろう。
「は! その辺は了承しています!」
イブラヒムの言葉に、篁も同じく敬礼し……こうして、俺のXFJ計画の日々が始まるのだった。
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