マブラヴ
1474話
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ウミラーと日本の関わりは深い。
最初に始まったのは、確か夕呼だったか……うん、俺を怒らせて、TYPE00の試作機をこっちに渡す事になったんだよな。TYPE94も含めて。
それでも終わらなかったのは、夕呼の凄いところだろう。
何だかんだと日本と付き合いが深くなり、恭子や崇継といった面々とも親しくなっていった。
ああ、悠陽とかいう子供もいたな。……そろそろ大分大人っぽくなっていてもおかしくはないんだが。
そうそう、悠陽と言えば月詠もいる。
五摂家のうち3つと親しくなっており、崇継辺りは俺と恭子をくっつけようと企んでいるような感じでもあるし。
ともあれ、今まで会ってきた中で視線の先にいる人物の顔を頭の中で検索していき……やがてその中の1人が思い浮かぶ。
以前見た時と比べると、随分成長しているが……まぁ、あれから数年経っているんだから、それは当然か。
篁唯依。斯衛部隊の1人であり、恭子が可愛がっていた人物だ。
もう1人は、こちらは多分初対面で間違いない中年の黒人の男。
俺とスレイの運転する車が近づいていくと、その2人が敬礼してこちらを出迎える。
「アクセル代表、ようこそお出で下さいました。自分はアルゴス試験小隊の指揮を執っているイブラヒム・ドーゥル中尉であります」
「同じくXFJ計画の日本側開発主任の篁唯依中尉であります!」
2人の中尉が俺の方を見ながら敬礼をしてくる。
イブラヒムの目には、ちょっと信じられないくらいの信頼が浮かんでいる。
……まぁ、見た感じ中東かアフリカの出身といったところだから当然だろう。
俺達シャドウミラーは中東やアフリカで大きく活躍し、大勢の戦術機パイロットを助けた事がある。
その結果、中東やアフリカではシャドウミラーは物凄く好意的に見られてるんだよな。
「シャドウミラー代表、アクセル・アルマーだ。アルゴス試験小隊……いや、アルゴス小隊のオブザーバー的な立場として加わる事になった。ただ、今も言ったが、俺はあくまでもシャドウミラーの代表という立場であり、XFJ計画のみに専念する事は出来ない。自分の仕事をする為に離れる事も多くなると思うが、よろしく頼む」
「同じくシャドウミラーの実働班、スレイ・プレスティだ。アクセルと同じくXFJ計画に協力する事になった。……ただ、私もシャドウミラーの実働班として、あまり多くをここで活動する事は出来ないと思うが、よろしく頼む。……尚、シャドウミラーには階級がないので、便宜的に国連軍から大佐の階級を貰っている」
軍隊というのは階級社会だ。
上下関係が厳しく、基本的に上からの命令は絶対。
それだけに、今回シャドウミラーが国連軍で行われているプロミネンス計画……その中でもフェニックス構想のXFJ計画に協力するにあたって、
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