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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第34話 「憧れの人」
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。もしかして……もしかしてだけど、この人って……。
「まままさか、ショウさんのお母さん!?」
「うん? 確かに私にはショウという息子がいるよ」
「あ、あの……いつもショウさんにはお世話になってます!」
なななんでこんなところにショウさんのお母さんが居るの!?
いやいや、前にショウさんがショウさんのお母さんは私のお母さんと友達だ……みたいに言ってたよね。って、冷静な自分が居るのがまだ救いと言いますか……。
というか、ショウさんのお母さん綺麗過ぎるよ!
ショウさんはディアーチェ達みたいに飛び級してないはず。……これが中学生の子供が居る母親なの? 私のお母さんもいつまでも変わらないね、とか言われるし、フェイトちゃん達のお母さんとかも若いけどさ。ショウさんのお母さんはその中でもトップなんじゃないかな。ショウさんを産むのが早かっただけかもしれないけど。
それにしても……何でか直視できない。
緊張してるのはあるけど、それ以上に顔立ちとかにショウさんと似てるところがあるせいか何とも言えない気持ちになる。それを抜いても普通にカッコいいし。カッコよさがなくても綺麗というか……自分が何を考えてるのか分からなくなってきた。
「ふふ、そんなに固くならなくて構わないよ。まあ礼儀正しい子は嫌いじゃないがね」
そう言って明華さんは私の頭を優しく撫で始める。お母さんとかに頭を撫でてもらうことはあるけど、それとは違って……でもどこか似てて気持ちが落ち着く。明華さんもお母さんもパティシエだから香りが似ているのかもしれない。
「あら……明華じゃない。久しぶりね、急にどうしたの?」
「久しぶりだな桃子。どうしたと言われてもな……仕事でこっちに来ているんだが、少し時間が空いたから立ち寄っただけさ」
フロアに顔を出したお母さんが会話に入ってきたこともあって、明華さんの手は私の頭から離れる。名残惜しい気持ちがないわけじゃないけど、明華さんが会いに来たのはお母さんだろうし、私には私のお母さんが居るんだから何も言ったりしない。
というか……いま口に出したりしたらお母さんがいじけるか、もしくはからかってくるに決まってる。ただでさえ、最近はすぐショウさんの名前を出してなのはのことを弄ってくるし。あまり自分からボロを出さないようにしないと。
「そうなの。ふふ、たまに電話とかで話してはいるけど顔が見れて嬉しいわ。……ちょっと?せたんじゃない?」
「痩せたんじゃなく引き締めたんだ。前よりも自分の時間が持てるようになったから、昔ほどではないが暇を見つけて少しやっているからな」
「ならいいんだけど……やり過ぎて昔に逆戻りしないようにね」
「私も昔ほど若くはないし、今や中学生の息子が居る母親だ。そのうえ仕事だってあるんだから逆戻りできるほど
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