『望み』
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僕を抱いていた
流那チャンは
急に笑い出した。
僕はビックリした。
流那チャンが
僕をジッと見た。
僕はドキドキした。
流那チャンの目は
真剣だった。
流那チャンが言った。
『チロ!あんた
ウチおいでっ♪
飼い猫では
無いんやけど...
此処より安心やし
毎日逢えるで♪』
流那チャンが
嬉しそうに言う。
僕も嬉しい。
でも...チョット
不安そうにみえた。
『チロ、ウチには
飼ってない猫が
イッパイ居るんや。
強いのも居る。
チロは怖いかも...』
僕は其れ以上
聞きたくなかった。
流那チャンの顔
イッパイ舐めた。
大丈夫!
負けないよ!
大きくなるよ!
だから...
連れてって...
『チロ...解った!
一緒に帰ろかっ♪
頑張るんやでっ!!』
僕はまた流那チャンを
舐めたんだ。
嬉しかった。
僕の気持ち、チャント
届いたことが...。
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