機動戦艦ナデシコ
1473話
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人やシャドウミラーのメンバーも多く、その辺のコーディネイターはあっさり倒すだけの実力を持っている。
それを理解出来ないで騒動を起こされては堪らないし、こちらとしても色々と目を配る必要がある。
だが……このマーズゼロであれば、基本的に働いているのはメギロートと量産型W、それと最近配備されだしたバッタ程度だ。
それ以外だと、精霊の卵を含めてシャドウミラーのメンバーも多い。
そんな訳で、このマーズゼロでなら俺達も、ミネルバ隊の面々も羽を伸ばしてゆっくり出来るという訳だ。
「では、ミネルバの勝利を祝って……乾杯!」
『乾杯!』
タリアの声と共にパーティ会場にいる全員が持っていた飲み物を掲げ、パーティは開始される。
最初はこのパーティ開始の合図も俺がやる事になっていたんだが……今回の主役は、あくまでもミネルバ隊だ。
ならミネルバ艦長のタリアが乾杯をした方がいいという事になり、その役を譲った。……まぁ、ああいう仕切りをあまり俺が好まないという理由もあるんだが。
「アクセルさん、酷いですよ……BETAがあんなに臭いなんて、思いもよらなかったです」
そんな声に振り向くと、そこにいたのは不満そうな表情を浮かべたルナマリア。
パーティではあるが、別にドレスの類を着ている訳ではない。
ザフトの制服を着ているので、どこか統一されてるような感じはするが。
「BETAとの戦いはいい経験だったろ?」
そう告げると、更に唇を尖らせるルナマリア。
……余程BETAが臭かったのだろう。
それでも、地球と違ってBETAの死体の臭いを直接嗅いだ訳ではない。
今回はあくまでもBETAを切り分けた際にMSに付着したBETAの血や肉片といったものの臭いだ。
「マブラヴ世界の地球では、これと同じような事を毎日のようにやってるんだぞ? それも、MSとかを使わずにな」
それでもBETAの死体はそれなりに重量があるので、強化外骨格の類を使ってだが。
そもそも戦術機というのはマブラヴ世界ではかなり貴重な代物だ。
BETAの処理とかには、重機とかを使ってコンテナに入れてるんじゃないだろうが。
どのみち強化外骨格にしろ戦術機にしろ、コックピットは完全に密封されている訳じゃない。……いや、戦術機は密封されてるんだったか?
「うわぁ……そう考えると、私はSEED世界に生まれて良かったんですね」
「マブラヴ世界は技術的にも後進国で、生活の便利度とかも違うしな」
そんな風にルナマリアと2人で会話をしていると、やがて2人の男がこっちに近づいてくるのが見えた。
俺が知っている原作に比べると多少大人っぽい外見になってはいるが、それでも相手が誰なのかを見間違える事はない。
赤い髪の
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