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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
自衛隊 特地へと出陣せん
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易に通り抜けることが可能なので、厳重な警備が敷かれた施設などに簡単に侵入が可能なのだ。


サーヴァントの実体は、「霊核」と呼ばれる存在の周囲を、
魔力で出来た肉体で包むことで成立している。肉体そのものは仮初のものであり、サーヴァントは基本的に魔力が尽きない限り活動できるが、肉体の損傷は霊核の弱体化を招き、
サーヴァントに対するダメージとなる。
基本的には通常の人間と同じで、心臓の喪失や首の切断などが起こればサーヴァントも死亡(霊体も含め現世でのカタチを保てなくなって霧散)する。ゆえに彼らを殺すには、何か魔術的・神秘的な様子を含んだ武器でないと、霊核を傷つけることが出来ないのでこの世界ではほぼ無敵の存在となる。


そして一部のサーヴァント(インド系やヘラクレスなど原作でもチート扱いな連中)は、核兵器並みの宝具や凶悪なスキル等を持っているので、核兵器を使用しても殺せるかどうか不明という桁外れの理不尽さに、思わず対策を練っていた軍関係者は怒りの余り帽子を地面に叩きつける有様だった。


おまけに彼らの活動はどれも全て民間人にとっては好印象を抱けるものばっかりなので人気を集めており、下手に一行と戦う事態になった際に世論の反応にも対処する必要があると考えていた。下手したら自分たちの手で彼らを救えと、自国の政府に対して非があると考えてクーデターが勃発するかもしれないからだ。
実際フランスでは近年の歴史研究のおかげで名誉回復されていたマリー・アントワネットらフランス王家の人間の人気がテロの影響で更に高まり、世界中では改めて自国の英雄を見直す歴史研究に多くの注目が集まり、
予算が多く追加されたりして研究者の環境改善や研究速度の上昇など色々な後押しをしていた。


こうした動きの中で世界各国政府の中で、必然的に原作を生み出した日本に対処を任せようという声が挙がるのはある意味当然であった。
特に欧米諸国でその声は強かった。何故なら中東利権や難民問題などが絡むイスラム教過激派テロに大変悩んでいる共通点を抱えているこれらの国々にとって、
この問題を抱えるような余計な真似は余りしたくなかったのだ。なのでこれを良く知っているであろう日本に情報収集を一任したのだ。


こうして欧米諸国を中心とした世界各国からお願いされた日本政府は、それを断ることが出来ない事(アメリカに与党議員や閣僚の汚職などの証拠を突き付けられた)と仕事が更に増えたことに嘆きながら、まずは製作会社に人員を派遣して資料を提供してもらい、同時に製作者たちから色々と話を聞いてみた。しかし、
全く手掛かりとなる情報や証拠などを何一つも手に入れることはできなかった。


何にも収穫が無かったので、一行の情報を何か得ることが可能な手段はほぼ潰えたかと思われたが、
そこに一筋
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