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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
自衛隊 特地へと出陣せん
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真や動画など)から確実視されていた。


実は約2年ほど前から、世界各地でこのサーヴァントと思わしき存在が目撃されており、その活動は決して表に出ることは無くインターネット等で限られていたが密かに大注目を浴びていた。例えばフランス・首都パリでは、イスラム教の創始者であるムハンマドの風刺画を載せた新聞を発表した新聞社への襲撃を試みたイスラム過激派テロリストの集団が、銀髪の如何にも高貴な雰囲気を出した少女とその付き添いに「ヴィヴ・ラ・フランス」と言葉と共に鎮圧されたり、アフガンのとある山中で、
髑髏のマスクを着けた集団が待ち伏せに遭ったアメリカ兵を救出して逆にタリバンの構成員を皆殺しにしたり、中国西部の山奥で大地震が発生した際に、真っ先に褐色の大男たちが瓦礫の山を力技で排除して生き埋めの人間を救助したりと、
世界中で起きたテロ事件や大災害などで彼らは人命救助に大いに活躍していた。


そして世界中の原作を知るオタクたちは、その活躍ぶりを見て妄想が現実となった事と祖国を自国が生んだ英雄が救ってくれたことに対して大いに喜び、その一方であまりアニメなどに興味を持っていない&女体化やゲーム等が苦手な多くの大人は驚愕を隠せなかった。まずは原作について色々とプレイしたり教わったりして学び、次にその能力や魔術のパワーインフレの激しさと設定の深さに驚愕し、そして最後にはどう対処すれば良いのかと考案したりと、
世界各国政府の上層部はこれ等の様々な悩みを嫌でも抱える羽目になった。


例えばサーヴァントという存在は、聖杯戦争に際して召喚される特殊な使い魔で、使い魔としては最高ランクで、魔術よりも上にある。一般に使い魔という単語から連想される存在とは別格で、一線を画している存在。
その正体は英霊、
神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者である。
英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。ゆえに色々な作品に出て来る超ハイスペックな登場人物も、たとえ仮想の存在であっても多くの人々の信仰心と知名度があれば召喚できるのだ。


サーヴァントとは英霊であり、現世では聖杯の力でエーテルで出来た仮初の肉体を与えられる。サーヴァントは血肉を備えた「実体」と、
不可視で物理的に縛られない「霊体」の二つの状態をとることができる。基本的に、両者の行き来に制約はなく、サーヴァントの意思によって自由に行える。
実体は物理的干渉力を持った状態であり、基本的には戦闘を行うための状態。
霊体は物理的干渉力を持たない状態であり、基本的には非戦闘時の状態。つまり壁などを「霊体」の状態なら容
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