第一部:ゲート 開けり
自衛隊 特地へと出陣せん
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ムページに殺到してダウンしたり、発言に同調した自称知識人やコメンテーター、それに戦前では超右翼であった大手新聞社などのマスコミに対して、世間は60年代の新左翼のデモ隊の様に激しい罵詈雑言を交えた批判を浴びせ、彼らのツイッターやホームページが炎上したり自宅が襲撃されたりと多くの事件が発生したのだ。
これ等の影響で彼らは自己の不利を悟り、発言をすぐさまテレビの前やホームページなどで謝罪の言葉と同時に撤回し、
何とか自分の身に降りかかった今回の騒動の鎮火を試みた。
そしてそのような記事や論文を記載した新聞社は謝罪文章を掲載し、日ごろ彼らと敵対していたコメンテーターや新聞社などはこれを好機を見て日頃の怨みと言わんばかりに積極的に攻撃をしていた。
ともあれ、このような対応を取ることで一応事態は収まり、
それ以降はなるべく左翼系の議員やマスコミ等は普段通りの発言を控えるようになった。こうした事情を踏まえて、左翼系な野党の議員たちはこのような反応を示していたのだ。
実際に一連の騒動で左翼系の関係者では死者が8人、負傷者が14人も出ているのだ。関係する家屋やビル等にもかなりの被害が出ているので、
日ごろただ吠えるだけの彼らも流石に命は惜しかった。
「同時に、我々はあの日銀座で国民を助けてくれた謎の一行への接触も同時に試みます。今まで世界各国の政府の協力の下で寄せられた情報を考慮すると、彼らはわが国で製作されたとある二次創作品の登場人物で、また世界中でテロ等を防いだりして何かと世界平和に貢献しているのが明白であり、
何故本来実在しないはずの存在が現実にいるのか、様々な疑問が政府内部で問題となっております。
もしかしたら今回の事件に何かしらの関係、または情報を少しでも知っているかもしれません。更に国内だけでなく世界中からも彼らに対する感謝や調査の要望などが寄せられているので、是非一行に穏便に接触を試み、
何とか同盟関係を構築したいと我々は考えております」
そして次に発言された言葉に、集まった報道陣と国会議事堂は大いにざわついた。何せ彼が触れたのは今最もネットやテレビなどで大いに盛り上がっている話題であったからだ。
先の銀座事件において、あの日銀座に居た多くの民間人などを助けたのは警察や自衛隊ではなく、
コスプレ集団の様な恰好をした一行であることを国内外問わず多くの人間が認知していた。更にその正体を探るべく様々な手段を使ったところ、とある作品のキャラクターである可能性が浮上したのでより一層の混乱を招いていた。
その作品とは
「fate」シリーズである。
この作品は2004年1月30日にTYPE-MOONから発売されたテレビゲームで、ジャンルは伝奇活劇ビジュアルノベル。稼働
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