開幕! 後編
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う言うと思った……」
電話越しからの声と、人から発せられる声が重なった。後ろを振り返ると、ミサキちゃんが携帯電話を片手に立っていた。
「久しぶり……」
「久しぶり! 」
お互い携帯電話をポケットに入れ、ミサキちゃんに抱きつこうと飛び込む。
「抱き付かないで……」
「あー、ごめんごめん! 」
ミサキちゃんから離れると、何故か小さく溜め息を吐かれた。え?そんなに嫌だったの!?
「とりあえず、ガンプラ出来た……」
そう言ってミサキちゃんは、肩に掛けてる鞄からガンプラを取り出した。
「アストレイレッドフレーム改をベースに、ミヤモトさんように改造した……。主武装となるガーベラストレート/タイガーピアスは、一からフルスクラッチをして強度、切れ味を通常の倍にしてある…………改めて名付けるなら、月光刀 望と月光刀 朔夜……。
バックパックはバランス型のエールストライカーに変更…………バーニアも増設して作り込んだから、機動力も上がってる…………本体は赤白から、ミヤモトさんの好きな紫と白に変更したから……。
そして、ビームライフルは見た目はそのままだけど、金属パーツを入れたから出力を上げての攻撃も可能…………シールドはガンダムエクシアの物に変更して、先端にはビームサーベル機能も追加した……。
更に…………」
そこから約十五分近く、ミサキちゃんが作ってきたガンプラの説明を続けてきた。
僕は最初の段階で頭がパンクしそうになり、頭から煙が出てるんじゃないかと思ったよ。
「…………以上、あなたのガンプラについての説明は終わり……」
っと、ガンプラについての説明が終了した。正直、ガンダムを知らない僕には全然ついていけなかった。
「…………よ、よく分からなかったけど、分かったよ! 」
「…………そういえば、あなたはガンダムは知らなかった…………ごめん、つい夢中になって……」
と、俯いて謝ってきた。
「大丈夫!気にしてないよ! 」
っと、ミサキちゃんに抱き付きながら言う。さっき注意されたばかりだけど、仕方ないよ!だって可愛かったんだもん!
「ミヤモトさん……苦しい…………」
「ごめんごめん! 」
名残惜しいけど、すぐにミサキちゃんから離れた。
「ふぅ…………とりあえず、機体名だけでも分かった……? 」
「うん!そこはちゃんと分かったよ! 」
「ならいい………あとは実際に動かして……」
「OK!…………って言いたいけど、稽古の時間がもうすぐだから、また今度でいい? 」
「うん…………ガンプラはあなたが持ってて……」
そう言われてガンプラを受け取り、手を振ってミサキちゃんと別れる。
「じゃあねー
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