ガンプラバトル大会inヤザワカップ
開幕! 前編
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反撃に、さっきと同じ要領で、シャイニングガンダムは右手を構えて突き出してこようとする。
それを左手のビームサーベルで斬り伏せようとするが、肘のクリアーパーツでまた防がれ、つばぜり合いに似た状態になる。
この状態なら……!
「双天流!惨の型っ!! 」
つばぜり合い中にビームサーベルを一瞬手放し、逆手持ちに持ち替える。そして、二刀の柄頭で相手の胴体へ攻撃する。
「ぐっ……! 」
シャイニングガンダムは柄頭で攻撃された際にバランスを崩し、その隙を逃さず左右から水平に斬り払う。そのお陰で両腕は上へと弾き、懐ががら空きになる。
「でぇぇぇぇりゃあああぁぁぁぁぁぁっ!! 」
逆手から持ち替え、懐に目掛けてもう一度左右から水平に斬り払った。
「────甘いっ! 」
シャイニングガンダムは崩れそうなバランスを立て直すと同時に、地面に着いた足とは逆の足ですかさず宙返りするかのように蹴り上げた。
両腕を蹴り上げられ、ビームサーベルも遠くへと弾かれてしまった。
「はあっ! 」
シャイニングガンダムは地面に足を着けると同時に、今度は胴体に向けて膝蹴りを入れてきた。
「っ───! 」
衝撃で後ろへと後ずさると、シャイニングガンダムが構えを取っていた。今から繰り出される攻撃は、先程の技と同等の威力を誇っているのは、直感で察した。
「次元覇王流!聖拳突きっ!! 」
右腕には炎が纏い、その拳が突き出される。すぐにガーベラストレートの鞘を取り出し、後ろへと飛びながら拳を鞘で受ける。
これで致命傷は避けれるはず!
拳を受けた鞘は完全に折れてしまい、胴体へと拳が届きそうになる。しかし、後ろへと飛んでたことと、鞘で受けた衝撃により、吹っ飛ばされる形で回避した。
「踏み込みが甘かったか………」
お兄さんは、シャイニングガンダムの足下を見て言う。
「けど、あそこからの対応と反撃は速かったよ」
「違うな。お前が遅かっただけだ。…………いや、それも違うな。単純に、機体性能の差だ」
「 ? 」
「分からないか?まあいい。いずれ分かることだ」
シャイニングガンダムは再び構え、こちらを見据える。
「さて、どうする?武器はそのビームライフルとイーゲルシュテルンのみ。言っとくが、その程度でやれると思うな」
「流石に思ってないよ…………けど、まだ手はあるっ! 」
フライトユニットをパージし、ビームライフルを捨てて構えを取る。
「ほう………?思い切りがいいな。俺と拳を交える気か」
シャイニングガンダムは腰にあるガーベラストレートを鞘ごと掴むと、遠くへと投げ飛ばした。
「いいだろう。受けてたつ。来い、ミヤモト ユウ」
「じゃあ
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