ガンプラバトル大会inヤザワカップ
開幕! 前編
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「ガンプラを始める事が出来たのはいいけど、大変そう……」
ベンチに座り、バニラシェイクを飲んでいるミサキちゃんが言った。
「そうなんだよね…………というわけで、大会がある場所を教えて! 」
剣道決勝戦を勝利し、無事県大会へと勝ち進んだ。その後、ガンプラバトルの大会に悩んでいたところ、ミサキちゃんの事を思いだし、例のお店に来てもらった。
「そうは言っても、私も分からない……」
「ミサキちゃんも分からないの?なんかこの日大会があるーって感じなの? 」
「私だって全ての大会を把握している訳じゃない……」
「そうかー。じゃあ探し回ってみるしかないね! 」
「検討はついているの……? 」
「ないよ! 」
バニラシェイクを片手、ミサキちゃんは少しズッコケた。
「ミヤモトさんは、基本ノープランなんだ……」
「う゛っ…………なんとか出てこないかな〜、大会」
「動物じゃないし、言っても出てこないと思う……」
「ん?なんだお嬢ちゃん達?大会を探しているのかい? 」
偶然通りかかった店長さんが目の前で立ち止まり、声をかけてきた。
「はい!店長さんは、何か大会を知りませんか? 」
「ああ。ちょうどチラシがある。ほら」
店長さんから渡された紙を見てみると、『ガンプラバトル大会inヤザワカップ』と書かれていた。
「本当に出てくるんだ……」
「あっ!場所も近い!これなら参加出来そうだね! 」
「ならこっちでエントリーを済ませとくよ。一応あと二チームだけエントリー出来る。この大会は一、二名で一チームだし、君達二人で参加でいいかい? 」
「はい! 」
「はい……」
「了解。エントリーシートに名前を書くから、君達の名前は? 」
「ミヤモト ユウです! 」
「モチヅキ ミサキです……」
「了解。じゃあ頑張ってくれよ」
店長さんはそう言ってカウンターへと向かい、エントリーシートを書き始めた。
「さて!じゃあ大会まで特訓でもしよう! 」
「いいけど、その前にやることがある……」
「なに? 」
「ミヤモトさんのガンプラを作る……」
「へっ?けど、僕にはアストレイがあるよ? 」
鞄からアストレイレッドフレーム フライトユニットを取り出して見せるも、ミサキちゃんは首を横に振った。
「違う…………ミヤモトさんに合った、ミヤモトさんだけのガンプラを作る……」
ーーー−−
その後、ミサキちゃんにどんなガンプラがいいか?どんなガンプラで戦いたいか?どのような武装を知っていて、どのような武装を好むか?等etc.……の質問を軽く三十分以上され、頭がパンクしそうに
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ