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ガンダムビルドファイターズ 〜剣聖の煌めき〜
ガンプラバトル大会inヤザワカップ
開幕! 前編
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「ガンプラを始める事が出来たのはいいけど、大変そう……」

ベンチに座り、バニラシェイクを飲んでいるミサキちゃんが言った。

「そうなんだよね…………というわけで、大会がある場所を教えて! 」

剣道決勝戦を勝利し、無事県大会へと勝ち進んだ。その後、ガンプラバトルの大会に悩んでいたところ、ミサキちゃんの事を思いだし、例のお店に来てもらった。

「そうは言っても、私も分からない……」

「ミサキちゃんも分からないの?なんかこの日大会があるーって感じなの? 」

「私だって全ての大会を把握している訳じゃない……」

「そうかー。じゃあ探し回ってみるしかないね! 」

「検討はついているの……? 」

「ないよ! 」

バニラシェイクを片手、ミサキちゃんは少しズッコケた。

「ミヤモトさんは、基本ノープランなんだ……」

「う゛っ…………なんとか出てこないかな〜、大会」

「動物じゃないし、言っても出てこないと思う……」

「ん?なんだお嬢ちゃん達?大会を探しているのかい? 」

偶然通りかかった店長さんが目の前で立ち止まり、声をかけてきた。

「はい!店長さんは、何か大会を知りませんか? 」

「ああ。ちょうどチラシがある。ほら」
店長さんから渡された紙を見てみると、『ガンプラバトル大会inヤザワカップ』と書かれていた。

「本当に出てくるんだ……」

「あっ!場所も近い!これなら参加出来そうだね! 」

「ならこっちでエントリーを済ませとくよ。一応あと二チームだけエントリー出来る。この大会は一、二名で一チームだし、君達二人で参加でいいかい? 」

「はい! 」

「はい……」

「了解。エントリーシートに名前を書くから、君達の名前は? 」

「ミヤモト ユウです! 」

「モチヅキ ミサキです……」

「了解。じゃあ頑張ってくれよ」

店長さんはそう言ってカウンターへと向かい、エントリーシートを書き始めた。

「さて!じゃあ大会まで特訓でもしよう! 」

「いいけど、その前にやることがある……」

「なに? 」

「ミヤモトさんのガンプラを作る……」

「へっ?けど、僕にはアストレイがあるよ? 」

鞄からアストレイレッドフレーム フライトユニットを取り出して見せるも、ミサキちゃんは首を横に振った。

「違う…………ミヤモトさんに合った、ミヤモトさんだけ(・・)のガンプラを作る……」





ーーー−−





その後、ミサキちゃんにどんなガンプラがいいか?どんなガンプラで戦いたいか?どのような武装を知っていて、どのような武装を好むか?等etc.……の質問を軽く三十分以上され、頭がパンクしそうに
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