暁 〜小説投稿サイト〜
ダタッツ剣風 〜悪の勇者と奴隷の姫騎士〜
第一章 邂逅のブロンズソード
第11話 離れていく心
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 一方。
 そんな彼らのやり取りを、ルーケンの腕の中で見守るハンナは。

(ダタッツ、さん。あなたは、本当にお兄ちゃんを……)

 悔いを残した表情で、ダイアン姫に跪くダタッツを見つめていた。

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