307部分:第四十一話 再襲撃その九
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第四十一話 再襲撃その九
「あの技をここで」
「お使いになられるのですか」
「そのつもりだ」
やはりこう答えるアルデバランであった。
「今回はな」
「わかりました。それでは」
「そのように」
彼等もそれに頷くのであった。そうして今度は青銅の者達に顔を向けて述べるのであった。
「御前達もそこから動くな」
「動くと命の保障はない」
「どうやらそうみたいですね」
「確かに」
青銅の者達もアルデバランが何をするつもりなのかわかった。グリーザとニコライがまず彼等の忠告に対して真剣な面持ちで頷くのだった。
「じゃあ俺達はここで」
「静かに見させてもらいますよ」
「俺達もです」
「そうさせてもらいます」
チクとブリットもそれは同じであった。
「さて、それじゃあ」
「アルデバラン様の技、見せてもらいますよ」
「済まぬな。出来る限り御前達に負担はかけたくはない」
これがアルデバランの本音であった。
「だからだ。ここではまた俺が戦わせてもらう」
「ふん、心優しいのだなタウラスよ」
「その心は」
インプ達はまずは皮肉をアルデバランに対してかけた。シニカルな笑みで。
「だが今度もそう上手くいくとは限らないぞ」
「それはわかっているか?」
「わかっている」
アルデバランの彼等への返答は冷静沈着そのものであった。
「では。来るのだ」
「ならば。行くぞ!」
「仲間達の仇!」
こう言いながら一斉にその手にある三叉の槍を手に襲い掛かってきた。
「グレートホーンで来るか!?」
「どうする!?」
「グレートホーンは使わん」
アルデバランはそれは否定するのだった。
「それは言っておく」
「グレートホーンを使わないだと?」
「では一体何を使うというのだ?」
インプ達は彼に迫りながらそれを問うのであった。
「まさかとは思うがあれか」
「タイタンズノヴァか」
「そうだ」
やはりそれだというのである。
「このタイタンズノヴァ、受けてみるのだ」
「ははは、馬鹿なことを言え!」
「大地を揺らし破壊するのならばだ!」
彼等はそれを聞いてそれでもであった。
「我等がこうして跳んでいればそれは効果がない!」
「それでどうするつもりだタウラスよ!」
「そう思うのか」
アルデバランはそれを聞いても平然としていた。
「果たしてタイタンズノヴァが地にいる相手だけのものと思うのか」
「違うというのか?それで」
「どうなのだ、タウラスよ」
「では見るがいい」
ここではあえて答えようとはしないのだった。
「このタイタンズノヴァが果たしてそうか」
「ほざけ、それはもうわかっている!」
「覚悟しろタウラス!」
彼等は一旦着地して再び跳びそのうえで急降下攻撃に入る。アルデ
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