暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜円卓の騎士達〜
第七十七話 学校へ
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、失礼します。』
和人「くく、失礼します」

明日奈は声をそれなりに大きく、ユウキは小さめに、ランと俺は少し笑ってから普通の声で職員室に入る。

先生方がこちらに目をやったけれど、俺を認識すると納得したような笑顔を浮かべてから、各々の机の上に視線を戻している。 けれど、六人の先生が椅子から立ち上がり、俺達のもとへ歩み寄ってきた。

見れば、今日明日奈が受講する科目の先生達だ。

俺が先生方に簡単ながら説明を始めて、全員頷いたりしている。

予め連絡を入れておいて良かった。

和人「と、いうわけなんですが、大丈夫ですか?」
「ええ、私の授業は大丈夫よ」
「俺のところも問題無いぞ」
「キミ、名前をなんと言ったかね?」
ユウキ『は、はい。 ユウキ、紺野木綿季です!』
ラン『私は紺野藍子。 木綿季の姉です。 わずか三十分ほどの差ですけど。』

現代国語を担当する六十代後半の白髪白髯のお爺ちゃん先生が訊ねて、少し驚いてから表情を綻ばせている。

他の先生達も驚いたり、感心したりしてる。

「紺野さん。 君たちが良かったらなんだが、これからも授業を受けに来たまえ。 今日からやる芥川の『トロッコ』は最後まで行かんとつまらんからね」
ユウキ『あ、ありがとうございます!』
ラン『はい。 お願いします。』

先生の歓迎ムードにユウキは凄く喜んでるみたいだ。
ランは相変わらず落ち着いている。

「それにしても、桐ヶ谷君達はよくこんなものを作れるわね〜。」
「感心するしかないですね。」

若い女性と男性の先生は俺達に関心している様子。

確かに、高校生でこういうのを作てるのはかなり少ないだろう。

「しかし、これがあれば身体の不自由な人でもこうして社会に出ることが出来るのですから、社会貢献も出来る機械なんですよね?」
「特許とか取れるんじゃないかね?」
和人「実際、そういう話しも持ちかけられてます。 どうするかは、皆で話し合って決めますけど。」

初老の女性と中年の男性の先生も、プローブの簡単な説明を受けると社会的なことを話し、俺もそれに受け答えてる。

実際に社会貢献出来るなら光栄だ。

「そうかそうか。 よし、桐ヶ谷。」
和人「なんですか?」
「お前、今日は結城と一緒に授業を受けろ。」
明日奈「へ?」
和人「はい?」

1人の男性の先生が俺にそう言った。
明日奈とユウキとランは呆けた言葉を漏らして、俺も首を傾げる。

和人「あの、もう1回言ってもらってもいいですか?」
「今日は結城と授業を受けろ。担任命令だ」
和人「何故か、と聞いても?」
「機械に何かあった時に、お前が傍にいた方がいいだ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ