機動戦艦ナデシコ
1472話
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て貰います。もとよりミネルバのクルーにおける実戦経験を積む事も今回の目的の1つではありますから。……アーサー、タンホイザー起動!」
「了解、タンホイザー起動!」
その言葉と共にミネルバの中でも動きが加速していく。
こう言ってはなんだが、今まではMSの活躍を見学するような形だったミネルバが、いよいよ実戦に参加する事になった……といったところか。
そんな様子を一瞥すると、再度通信機のテュカに向かって話し掛ける。
「ミネルバの方もこれからは攻撃に参加する。そこにヤンマが合わされば、BETAにはどうしようもないだろう」
『ふふっ、そうですね。一撃で大量のBETAを片付けられるのであれば、こちらとしてもやりやすくなりますから』
パイロットスーツの中のヘルメットで耳をピコピコと動かしながら告げるテュカに頷きを返し、通信を終える。
「タンホイザー……発射!」
同時にタリアの声が響き、ミネルバから放たれた光がかなりの数のBETAを纏めて消滅させていく。
へぇ……さすがにミネルバってところか。
『うおおおおおおおおおっ』
ミネルバの中にいる者達の、歓喜の声がブリッジにまで聞こえてくる。
……まぁ、これまで試射とかはしてたんだろうが、実際にこうして敵に向かって主砲を発射した事はなかったんだろうから、ここまで喜ぶのも当然か。
そして、続けて放たれる精霊の卵が使用しているヤンマからのグラビティブラスト、タンホイザーと同じくらいの破壊力を発揮し、BETAを纏めて消滅させていく。
こうして、BETAに対する殲滅戦はこれから数時間程度で終わりを告げるのだった。
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