暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D暁の滅龍魔導師が守りたいもの
1章旧校舎のディアボロス
3話はぐれ悪魔討伐
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特性を作り出したわ。軍団を保てなくなった代わりに少数の下僕に強大な力を分け与えることにしたのよ。この制度が出来たのはここ数百年の事なのだけれど、これが爵位持ちの悪魔に好評なのよね」

「好評?なんで?」

「イッセー。これは単純な話、チェスのように実際のゲームで下僕同士を競わせているということだ。優秀な下僕を数多く持っているほど、主のステータスが上がるわけだ。」


まあ、どの世界でも有能な部下を持っていれば、上司も有能とみなされるからな、だがそれを同意なしでやってしまった場合は、部下に殺される。そして殺した本人ははぐれになるケースもある


「そういうこと。駒が生きて動く大掛かりなチェスを私達は『レーティング・ゲーム』と呼んでいるけど、それが悪魔の中で大流行。今では大会も行われているくらいだ。駒の強さ、ゲームの強さが悪魔の地位、爵位に影響するほどにね。『駒集め』と称して、優秀な人間を自分の手駒にするのも最近はやっていいるわ。優秀な下僕はステータスになるから」


なるほど。いいことを聞いた。だけど、これを見方を変えればただの『選別』だよな。優秀な人間を早い者勝ちで手に入れ、それを他の悪魔に自慢する。それで自分が優秀だと示す、か。

全くもって胸糞悪いな、どこまで欲深い奴らなんだ。でも、部長たちは結構イレギュラーなタイプだよな


「私はまだ未成熟だから公式な大会などには出場出来ない。ゲームをするとしても色々な条件をクリアしないとプレイできないわ。つまり、当分はイッセーやここにいる私の下僕がゲームする事はないわ」


へぇー、成人にならないとできないのか、てか悪魔の成人って何歳なんだ?永遠に近い年月を生きる悪魔にとって成人って何歳なんだろう、よくわからん


「部長、俺の駒は、役割や特性ってなんですか?」

「そうねーーーイッセーは」


そこまで行って、部長は言葉を止めた

俺もすぐ気付いた、そうこの気配は


「やっと来たのか、はぐれ悪魔」

「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」


地の底から聞こえるような低い声音。普通の人なら不気味だと思い頭の中を恐怖が支配するだろうが。俺にとっては瞬殺できる雑魚だから全然びびらない。ていうかあくびが出るくらいに弱そうだ


「はぐれ悪魔バイザー、貴方を消滅しにきたわ」


部長が一切臆せず言い渡すとケタケタけたケタケタケタケタと異様な笑い声が辺りに響く。正常な奴が出す声じゃないな

ぬぅっと暗がりから姿を見せたのは上半身裸の女性。だが、身体は宙に浮いている。

ずん。

重い足音と共に次に姿を現したのは巨大な獣の身体。女性の上半身と化け物の下半身を持った形容しがたい異形の
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