1章旧校舎のディアボロス
3話はぐれ悪魔討伐
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ったとわかった時はハーレム王になるとか豪語してたくせに
ちなみに俺は来てもやることがないので、祐斗や部長とチェスしたり、朱乃先輩とお茶を小猫ちゃんとお菓子を食べたりして過ごしていた
そして今日も部室に行った時
「二度と教会に近づいちゃダメよ」
なぜかイッセーが怒られていた
俺はなんであいつが怒られてるのかわからないため、朱乃先輩にこっそりと声をかける
「朱乃先輩、イッセーのやつ何かしたんですか?」
「ええ、彼はシスターを案内するために教会に近づいたそうですわ、それと、私のことは朱乃で構いませんわ」
「ええ、構いませんよ」
イッセー、それはお前が悪いよ
基本的に悪魔は教会に近づいてはいけない
なんでかというと、そこは天使の領域だからだ。天使の領域に悪魔が踏み入れるなんてそれこそ宣戦布告に見られないから、教会に近づいたら最後光の槍が飛んでくる・・・と、総督に聞いたことがある
でも、この町にある教会は確か・・・随分前に破棄されて今は廃れているはずなんだけどな・・・しかも、そこにシスター?何か怪しいな
まあいいか
「いい?イッセー、私たち悪魔にとって教会とは踏み込めばそれだけで危険な領域なの・・・いつ光の槍が飛んできてもおかしくないのよ?」
心配そうに話す部長は心の底から本当に心配しているようだった
そういや、この前祐斗から教えてもらったな、グレモリーは悪魔の中でも情愛が深い一族だって
つまりは身内を・・・家族を大切にする
いい主じゃないか
「・・・はい、すみませんでした」
「いえ、私も言いすぎたわ。でもこれだけは言わせてちょうだい・・・悪魔祓いは私たち、悪魔を完全に滅することができるの、悪魔の死は無よ。それだけは覚えておいて」
「・・・はい」
イッセーはそう答えたきり黙りこくった。そして朱乃さんがそれを見計らったかのように部長に近づく
「お説教は済みましたか?部長」
「朱乃、どうしたのかしら?」
「ええ・・・大公よりはぐれ悪魔討伐の命令が届きました。」
その瞬間、イッセー以外の眷属の顔が真剣な表情になった
はぐれ悪魔、それは眷属である悪魔が、主を裏切る、または主を殺して主なしという極めて稀な事件のことだ。
そんな存在がこのグレモリー領に侵入し、毎晩人々をおびき寄せ、喰らっているらしい
はぐれという存在はどの勢力からも危険視されており、はぐれ悪魔を見つけ次第殺すようにしている
俺もそれで何体か殺したことがある。
というわけで、今俺たちは深夜の廃墟にいる。どうやらここに潜んでいるらしい
と、廃墟の近くに来た時にかなり
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