ターン５７ 鉄砲水と叛乱の歯車
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か墓地から古代の機械を１体特殊召喚することができる、私はこの効果で古代の歯車機械を特殊召喚したノーネ」
「そんな無茶苦茶な……」
「さらに私にはこのターン、まだ召喚権が残っていますーノ。わたしは歯車街の効果により古代の機械を召喚する際のリリースを１体軽減し、古代の歯車機械をリリースしてレベル９、古代の機械熱核竜をアドバンス召喚するノーネ！」
それは、僕にとって全くの未知な機械龍。おそらくあのカードも射出機や飛竜同様、遊がどこからか持ってきたカードなのだろう。他の古代の機械と同じく錆びついた金属の鎧に包まれたその体はサイズこそおなじみの巨人や以前見たことのある巨竜とほぼ変わらないが、異質な点として体の中央にはその名の示す通りリアクター……その部分だけ他のクロノス先生従来の古代の機械カードとは異質な感じを放つ真新しい見た目のコアが内蔵されており、そこから不気味な赤いエネルギーの流れが全身に伝わってどくどくと脈打っている。
古代の機械熱核竜 攻３０００
「これでジ・エンド、授業終了ナノーネ。まずは古代の機械巨人でツーヘッド・シャークに攻撃、アルティメット・パウーンド！」
巨人の右こぶしが振るわれ、いくら攻撃力が倍にまで強化されたとはいえそれでも２４００止まりのツーヘッドの牙が打ち砕かれる。
だけど、僕のもう１体のモンスターは戦闘またはモンスター効果による破壊を自分の力として操るグレイドル・イーグル。魔法か罠で除去をかけてこなかったということは、このターン攻撃を仕掛けてくるような真似はしてこないだろう。それとも、ゾンビ化で馬鹿になったから突っ込んでくるとかだろうか。だとしたらさすがに笑ってやろう。
古代の機械巨人 攻３０００→ツーヘッド・シャーク 攻２４００（破壊）
清明 LP４０００→２４００
「さらに、古代の機械熱核竜でグレイドル・イーグルに攻撃！と同時に効果発動、このカードが攻撃する場合、相手プレイヤーはダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスター効果を使用することができませんーノ」
「モンスター効果……！」
胸のコアがひときわ赤く輝き、熱核竜がその口から熱線を吐き出す。それをまともに浴びたイーグルの全身がどろどろに溶けていき、銀色の液体を通り越してそのまま蒸発していった。
古代の機械熱核竜 攻３０００→グレイドル・イーグル 攻１７００（破壊）
清明 LP２４００→１１００
「さらに古代の機械熱核竜の効果発動。このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時に、フィールドの魔法か罠カードを１枚破壊するノーネ。レミューリア、破壊！」
「ぐううっ……！ま、まだ、次のターンになれば！」
僕に残った手札のうち、１枚はグレイドル・パラサイト。だがもう１枚は攻撃力こそ３００と低い
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