ターン５７ 鉄砲水と叛乱の歯車
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P２０００→１６００
「さらにツーヘッド・シャークで古代の機械飛竜に攻撃！」
ツーヘッド・シャーク 攻２４００→古代の機械飛竜 攻１７００（破壊）
クロノス LP１６００→９００
「……」
あの伏せカード、てっきり何か仕掛けてくるかと思ったが……僕の考えすぎだったのだろうか。なんにせよ、ツーヘッドの２回攻撃能力でもう１度攻撃すればこのデュエルは終わる。ちょっと拍子抜けした感じはあるが、デュエルゾンビが基本的に雑魚になることを思えばまあこんなものだろう。むしろやたら強かった万丈目がいろいろおかしいだけで。
「これでとどめ！ツーヘッド・シャーク、もう一回……」
「トラップ発動……リビングデッドの呼び声、ナノーネ。古代の機械飛竜を攻撃表示で墓地から蘇生し、その効果でデッキから古代の機械射出機をサーチしますーノ……」
バラバラに砕け散った歯車がもう一度集結し、再び蘇った空飛ぶ機械の龍。なるほど、あのサーチ効果は特殊召喚でも使えるわけか。
古代の機械飛竜 攻１７００
「仕留め損ねたか……だけど残しとく理由もないね、構わないからそのまま攻撃！」
ツーヘッド・シャーク 攻２４００→古代の機械飛竜 攻１７００（破壊）
クロノス LP９００→２００
「伏せるようなカードもないし、このままターンエンド」
古代の機械の共通効果の前では、せっかく握ったグレイドル・パラサイトも魔法・罠ゾーンを圧迫するカードにしかならない。相手モンスターの直接攻撃に反応してデッキからグレイドル１体をリクルートする効果、便利といえば便利なんだけど。
「ニョホホホホ……シニョール清明、なかなかの攻撃でしたが、伏せカード１枚出せないようならここからは私のターンナノーネ。永続魔法、古代の機械要塞を発動。さらに先ほどサーチしたこのカード、古代の機械射出機を発動し、その効果で古代の機械要塞を破壊するノーネ」
「わざわざ破壊するために発動……？」
そう言うが早いが、歯車街の全歯車が急速稼働を始める。重い稼働音の響く中、急ピッチで製造された２体の機械戦士が地上に降り立った。
古代の機械巨人 攻３０００
古代の歯車機械 攻５００
「古代の機械巨人！？そのカードは特殊召喚できないはずじゃ！」
「ノンノンノン、これは古代の機械射出機の効果ナノーネ。自分フィールドにモンスターがいない時、手札から発動したこのカードは自分フィールドの表側カード１枚を破壊することでデッキから古代の機械を召喚条件を無視して特殊召喚することができマス。さらに古代の機械要塞は破壊された時、手札
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