暁 〜小説投稿サイト〜
ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
幕間「銀髪ロリ、目安箱の価値に気づく」
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のだが、政治家としてはボンクラだなぁ、プラチナは思う。
でも、そういう駄目な所が可愛くて、性格の違う二人が、仲良く夫婦生活できている要員なのかもしれない。

「あれ?
シルバー様も分かって実行したのでは?」 プラチナは意地悪なツッコミを入れてみた。

「……すまん、プラチナ、説明して欲しい」

「ほら、建設工事の時とかに便利じゃないですか。
住民から多数のお願いがあった事にして、橋を建設しますとか言って……」

プラチナは、夫を驚かせるために、ひと呼吸置いて――

「民衆から税金を臨時徴収したり?」

『ひでぇぇぇぇぇ!!
このロリがひでぇぇぇぇ!!』
『でも、公共財は税金じゃないと、まともに運用できないお……。
民間だけの支出で賄うと、必要最低限以下の工事になるお……』

驚愕して黙り込むシルバー相手に、プラチナは自慢気に話を続ける。

「他にも色々と考えつきますよね。
人間(ハムスターマン)の駆除は、民意だから正義なんですとか。
子供を10人以上産む事を、民衆が望んでいるから義務にしたりとか。
色々と応用が思いついて素敵な箱だと思います」

「プラチナ……凄いな。
俺には思いつかないよ……そのやり方」

「いえいえ、シルバー様の方が凄いですよ?
ほら、この前の豚人間とか……僕の骸骨軍団が一億いても、返り討ちに合うくらい強いでしょうし。
『夢幻』って相性によっては、通常の軍隊では倒せないんですよね……。
同じ能力を持つ個体がいない時点で、対策なんて無意味ですし……。
せいぜい、どんな状況にでも即応できる精鋭部隊を編成するくらいしか、対応策が思い浮かびません」

『単体最強戦力の妖精さん』
『物量勝負の銀髪ロリ』
『この二人、本当良いコンビだお』

「だから、シルバー様。
僕の軍団で対応できない豚人間が現れたら……その時はお願いしますね?」

「ああ、もちろんだよ、プラチナ。
空気がない所に行けば、俺の勝利だし。
どっちみっち、そんな化物を放置する訳にも行かないし……」

『惑星破壊級の相手とかwwww』
『妖精さんwww今度こそ死ぬぞwwwww』

プラチナは、シルバーの小さな手を握った。
女の子みたいな柔らかい手。
でも、この手は、自分と同じく、血に染まっている事が嬉しかった。

「さぁ、シルバー様。
そろそろ、夕日が落ちますし……屋敷に戻りませんか?」

この楽しい時間が長く続く事を、プラチナは地平線の彼方へと落ちる夕日へと誓った。

『妖精さん、ご飯にする?』
『それとも、お風呂?』
『もちろん、ベッドでプラチナたんと運動するお!
ハッスルだお!』

この邪神の声、一部しか聞き取れないが――とっても失礼な事を言われている
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ