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ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
048「 妖精さんと、世界最大の豪華客船と、巨大ビル」
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」
100万円のネットマネーが一気に消費され、空間に出現したのは――海の要塞と言っても良い超巨大豪華客船。
総客室数は2,706室にも及び、ミニゴルフ場や、シアターなどの娯楽施設を一通り揃えている。
ただし、廃船だから、船体のところどころが錆ついていて、とっても老朽化していた。
『約22万7000トンの船が、たったの100万円だと!?普通に、資源を購入するよりも安い!?』
『全長362メートルの船だ!パリのエッフェル塔より長いよ!これ!』
「ブヒィー!凄いブヒィー!
屈服のさせ甲斐があるブヒィー!チッパイを猛烈に吸いたいブヒィー!」
欲情した豚人間は、豪華客船目掛けて、空を情熱的に駆け抜ける。
シルバーはそれを見て、鼻で笑った。
『夢幻』といえど、こんな超巨大な質量に対処できる訳がない。そう確信できた。
だが、現実は皮肉な事に――豚人間が衝突した途端、豪華客船の窓という窓が割れて、船体がバラバラに砕け散る。
まるで見えない壁にぶつかったのような、壊れっぷりだ。
『うわぁぁぁぁぁぁ!!人類の英知がぁー!』
『なんて酷い浪費の仕方をするんだぁー!妖精さんっー!』
『鬼っ!悪魔!ショター!』
ネットの皆の罵倒。だが、シルバーは屈しない。
ここで諦めたら、お嫁さんたちは、豚のお嫁さんになる。
下にいる豚人間を、絶対に生きて返す訳にはいかない。躊躇なく残りの貯金を、ネット通販に注ぎ込み、次の巨大な質量を出現させる。
「これで終わりと思ったかぁー!
中東のオイルマネーの結晶!
世界最大の超高層ビルっー!ドバイのブルジュ・ハリファをくらえー」
場に――全高828.mの世界最大のビルが出現。
中東のオイルマネーの塊と言っても良い巨大質量が、地上へと向けて落下する。
『妖精さんっー!?中東のビルを使っちゃだめぇー!』
『コロニー落としだぁぁぁぁ!!豚人間が回避したら、地上が壊滅しちゃうよ!これぇー!』
『どこの国の領土だっけ?』
「ブヒィー!
とんでもない大きさブヒィー!
でも、俺の愛の力は偉大ぶひぃー!
チッパイっー!美少女ーっ!勝利ブヒィー!」
幸い、豚人間は世界最大のビルを見ても、全く臆せずに突撃してくれた。
シルバーは結果を見ずに、青い空をひたすら上昇する。
ショタ妖精の背後の空では――超巨大ビルが、粉みじんに砕かれ、小さな破片となって落下している。
そして、全くダメージを食らっていない豚人間の姿があった。
ビルと豪華客船の残骸は、地上にあった人間帝国の都市を効率よく潰し、その衝撃波は辺り一帯を駆け巡る。
細かく砕いても、質量が膨大すぎた。
「たまらん我が儘な妖精娘ブヒィー!
調教のし甲斐があるブヒィー!」
『妖精さんっー!後ろぉー!』
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