暁 〜小説投稿サイト〜
ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
045「 妖精さん、豚人間の進化前を知る」
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
らのセリフ聞いて不安に思わないのか?』
「え?」
『先史文明が、具体的にどういう文明なのかは知らないが……恐らく、核ミサイルを持った人類より科学技術は発展していたはずだ。
妖精さんを構成する細胞だけで、その片鱗が伺えるほどにな』
「あ……っ!」
『奴らは、先史文明を滅ぼした何かをやろうとしている。私にはそう見えるのだが……?』
シルバーは、とんでもないピンチだと気づかされた。
しかし、ショタ妖精が、事態に気づいた時にはもう遅い。
長の記憶を持つ個体、その内の1匹が、全身を槍で刺されながらも詠唱を完了してしまった。
その魔法の名は、日本語名で【全魔力放出】
魔力とは運。運を全て一気に消費したハムスターマンが、どのようなやばい存在になるのか、一般常識だったが故に、シルバーは知らなかった。
「だんて・だんて・だんてぇー!ダァンデェェェェ!!」
長の身体が内側から弾け飛ぶ。
膨大な不幸エネルギーが発生し、細胞を変容。
ハムスターらしい毛皮が、一つ残らず飛び散り、内側から紅い肌が出てくる。
槍で負った傷は、傷口ごと爆発して、新しい臓器と身体が生える。
古くなった手足や目玉が、新品の身体に押されるように、地面へと転がり落ちる。
『なんか見た事ある化け物だお……』
『魔法少女の変身シーンだったら嬉しいのだが……これはグロくて誰得だな……』
『妖精さん!今すぐ変身よ!THE 男の娘』
周りにいるハムスターマンは、元『長』にトドメを刺そうと槍を構え直し、目の前の化け物を刺そうとする。
だが、長の体に触れる前に、ハムスターマン達の肉体が爆発する。
膨大なエネルギーの塊に踏み潰されて、紅いひき肉と化す。
持っていた槍も圧力のせいで、綺麗に平らになり、薄く広がった銀色が太陽光を反射する。
そんな意味不明すぎる殺害方法。それをやった張本人は――
「ガハハハハハ!爽快な気分なのぜぇぇぇぇぇ!!
今なら何でもできそうな気がするのぜぇぇぇぇぇ!!!
俺は先史文明を超越した!最強の戦士になったのぜぇぇぇぇ!!
ドン帝国の始まりなのぜぇぇぇぇ!!!」
豚人間と化した長……ドンだ。しかも殺傷能力の高い能力を持つ『無幻』。
ドン引きしたシルバーは、思わず、問いかけてしまう。
「なぁ……お前、本当にドンなのか?」
返事は返ってこない。ドンは頭を両手で抱えて苦しそうにしている。
「俺はドンなのぜ……?村の長の複製個体……?
ドン……?複製……?
ブヒッ?ブヒィ?」
『頭が可笑しくなった?』
『そりゃ全くちがう種族になったんだから、精神が狂うわな』
まだ20匹ほど生き残っているハムスターマン達は、そんなドンの様子を見て、最後の賭けに出た。
近づけば一瞬で殺されるか
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ