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041「妖精さんの、跳躍地雷包囲網」
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に見せつけてくれるとありがたいです!」

「あ、ああ、最小限の犠牲で終わらせてみせるよ、プラチナ」

ショタ妖精は、気軽に言った。だが、ネットの皆は――

『いや、最近の妖精さんの戦い方を見ていると……』
『村壊滅フラグにしか見えないのだがな……』
『妖精さんwwww下手したら万単位で、豚人間を虐殺しているのにwwww
説得力が欠片もない事を言うなよwwww』

そんなツッコミの数々を無視して、シルバーはプラチナに問いかける。

「プラチナ……気になった事があるんだが」

「はい?」

「村の周りに、たくさん穴を掘った跡ががあるんだが……あれは一体、なんだ?
周りに人間(ハムスターマン)の死骸がたくさんあるぞ……?」

「あ、言うのを忘れてました」

プラチナは、子供のお遣いにいったような軽い気持ちで、言葉を続ける。

「村の出入り口付近に、跳躍地雷の在庫をたっぷり埋めたんです!
だから、ハムスターマンはほとんど逃げずに、あの村で生活してますよ!
つまり、地雷と骸骨による二重包囲網です!
そこにシルバー様を加える事で、空からの三重包囲網が完成して最強なんです!
あ、地雷を勝手に使ってすいませんでした!」

『ひでぇwwwww』
『地雷を封じ込め作戦に使うとかwww頭が良すぎるwwww』
『ちょwwwwどうやって村の入口に、地雷を布設したwwww』
『自称、人間ざまぁwwwwww』

シルバーは、地雷の有効利用っぷりに、むしろ感嘆するしかなかった。
誰も想像しないような使い方だから、きっと歴史に残るだろうなぁと思うしかない。

「あ、うん。
次からは、ちゃんと伝えてくれればそれで良いんだ。
じゃ、行ってくるよ」

「はいシルバー様!
皆さんつー!応援しましょうー!
拍手ー!
拍手をやめた村は、一ヶ月間、備中鍬のレンタル料金が2倍になりますよー!」

銀髪ロリの恐ろしい脅迫に、亜人達は屈するしかなかった。
『金属製の農業器具』を貸してもらえる、その時点でありがたいにも程があるのだから。

「わ、分かるんだよー!
シルバー様は偉大なる死の支配者なんだねー!」
「人間を皆殺しにしてくれるのは嬉しいですだぁぁぁぁ!!」
「シルバー様ばんじゃーい!」
「にゃっにゃっ!
正義の大量虐殺バンジャーイ!」

何十人もの拍手が煩く、場に鳴り響く。
シルバーは、自分が恐怖政治をやっていると理解しつつも、村のため、嫁のため、理想のため、空を飛ぶ。
目指す先は、二重包囲された人間の村。

『人間、人間ってうるさいお……。
鼠の格好をした化け物が、どうして人間なんだお?』
『うむ……、しかも口調がうざったいからな……。
なぜ、彼らが人間という種族名なのか、
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