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ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
036「妖精さん、目安箱を設置する」
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る。
店を開こうとする商人や、暇そうにしている領民たちが、広場へと集まりつつあった。
『目安箱……どうなるのだろうか?』
『エルフィンたんのオッパイは、今日も良いオッパイだお』
「おーい!お前らぁー!
新しい政策を発表するぞー!」
〜〜〜〜〜
領民たちは、シルバーから説明を聞いた。
目安箱に、誰でも手紙をいれて、意見や、役人の不正などを訴えてくれと、大雑把に話した。
もちろん、投函者の名前を書く必要はない。匿名だ。
そうすると、すぐに恐怖に震えて、領民達が絶叫する。
「ひ、ひぃー!密告制度だぁー!」
「この世の終わりだべー!」
「おら達は、隣人すら信用できない社会になってしまうだぁー!」
「わぅんー!親が子供を売り、子供が親を売る世界が来る!?」
「にゃー!大変ですにゃー!何がよく分からないけど大変にゃー!」
「でも、オラ達、文字の読み書きができないから問題なかったべ!良かったべ!」
よくよく考えてみれば、目安箱に、誰でも投函できるという匿名性を与えれば、どうなるのか子供でも想像できる。
人間は悪口が大好き。悪評は簡単に流れる。
江戸時代の目安箱も、他人の悪口や、役に立たない意見がほとんどを占めた。
そう、ネットの皆からシルバーは教わった。それに――
「ああ、なるほど……目安箱って、監視網の役割があるのか……なにそれ怖い」
『投函された意見が、本当かどうか確かめるために、諜報機関が必要だぞ』
『うむ……スパイ組織を持っていない妖精さんだと……正直、持て余すだろうな……』
目安箱は、最高権力者に手紙を送れるシステム。
悪用すれば、とんでもない方法で悪用して他者を粛清できる。だからこそ、史実では住所・氏名が必須だった。
名君ならともかく、暗君がこんなものを匿名のネット掲示板状態で、運用したら、疑心暗鬼になって酷い事になるだろう。
そもそも、投函される手紙は、史実でも、ほとんど役に立たなかったと言われている。
そんなものに時間を費やすくらいなら、領主としての経験を積んだ方が堅実だ。そんな事実にシルバーは今更ながら気がついた。
「あ〜、勿体ないな〜。;
安かったけど、勿体ない。
この箱、何かに使えないかな?」
『役人の不正を自浄する効果があるから、残した方が良いと思うお』
『為政者は大変だな……民衆から理解を得るのは難しい。
本当の功労者は、噂にすら立たないというが……本当なのだな。
妖精さんの悪評ばっかり流れていて凄まじいぞ……』
シルバーは、目安箱の上にジャンプして載った。
領民達は、恐怖の独裁者が目の前にいる事を理解しつつも、目の前で経済活動を繰り広げる。
塩は、領主が独占販売しているから、ここでしか買えない。主婦のみなさんは、恐怖でビク
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