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034「都市長、黒幕っぽい事をする」幕間C
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このような醜い記憶を残すのも勿体無い。そう思ったタヌキモンは、すぐに次の課題に取り掛かる。
美しい妖精娘。それ自体は良い。
豚人間のほとんどが言うように、可愛いはやはり正義なのだ。
だが、問題は――とんでもない武力を持った何かがいるという事実。
山を砕く力。これはありとあらゆる戦術を無意味にし、数の暴力を封殺できる事を意味する。
夢幻だとしたら厄介だ。下手したら、このエジプトの大地は――先史文明の頃のような、砂漠地帯に戻るかもしれない。
「ふむ……困ったな。
このままでは俺は、考えすぎて過労死するやもしれん。
情報があっても、どう活かせばいいのやら……」
『夢幻』には、惑星すら理論上では破壊できる存在がいるという。
そんな存在がいたからこそ、繁栄した先史文明は崩壊したのだ。
正直、タヌキモンの知恵では、これ以上、何も思い浮かばない。
もっと情報が欲しかった。
「いや待てよ?
妖精娘が近くにいたという事は……少なくとも自我がある『夢幻』か。
つまり交渉できるという訳だな。
たくさん亜人の美少女を用意すれば、なんとかなるだろう。
『夢幻』なら、きっと豚人間に違いない。あの下半身の欲求に正直すぎるバカどもの事だ。
きっと、すぐに俺の重要性とやらに気づくであろう。
山を砕く力があれば、豚人間を一掃できるやもしれんなぁ」
部屋に、静かな狸声が響く。
ボディガードさん達は、最初から最後まで、ずっとこの場にいたが、会話をする機会がなかったから、存在感がゼロだった。
『妖精さん!あんな所に、港町がありますぞ!』
『あっひゃー!海上交易網で儲けて美味しそうだぁー!』
『アラビアン〜』
「港かぁ……いいなぁ……
きっと、金銀財宝がたくさんあるんだろうなぁ……」
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(´・ω・`)なお、次の章の敵が『惑星破壊級の化け物』でござる。
アメリカ合衆国ごと、地球をぶっ壊せる感じ。
妖精さん (´・ω・`)難易度ばっかり上げてどうするんだ!?
【内政チート】「俺はグリボーヴァルシステムで、大砲を規格化してチートする!」18世紀 のフランス
http://suliruku.blogspot.jp/2016/04/18.html
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