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033「ドワーフ娘、内政チートを押し付けられる」幕間B
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作る方が難易度が低いかもしれない、それほどまでに高度な工業製品だ。

「そ、そっちの方が無理だよ!
化合弓は軽くする事が難しいんだ!
作ったとしても、歩兵じゃ扱うのが難しい重さになるよ!」

『ちょおまwwww転生者がこんな所にもいるぞwww』
『なんでこのロリ娘ドワーフが、化合弓の詳細を知っているのwwww』

「え?化合弓も無理?
じゃ、どんな遠距離武器なら作れるんだ?」

シルバーは、空気のような軽い気持ちで言った。
ミカドワは、目の前にいるショタ妖精が、恐怖の支配者だという事を、改めて思い知らされた。

(確か、こいつは暗黒王子っていう化け物だったねっ……!
ア、アタイを限界まで試しているという事かっ……!
先史文明の遺産を、空間から作り出せる能力を持っている時点で、とんでもない化け物だねぇっ……!)

頭の中で、ミカドワは、いろんな武器を思い浮かべる。
構造が単純で量産しやすい武器。
針打ち銃?ボルトアクション式後装ライフルなんて無理だ。
火縄銃?これしかない。規格がいい加減でも、前装式の銃は弾丸を放つ事ができる。

「こ、構造が単純な、単発式の火縄銃なら何とか……?」

「よし!それ作って量産してくれ!
作ったら給料弾むから!
骸骨戦士に持たせるから、骸骨の手でも扱える感じに作って、1000丁ほど量産してくれ!」

シルバーはそう言って、仕事を頼んできた。
その目は純粋で無邪気で、明らかに三日以内に作ってくれと言っているようにしか思えない。
さすがに銃は、鍬と違って部品数が多すぎる。部品にネジがあるから、工作機械を作らないと量産は難しい。
そんなものを三日で量産するのは無理だ。火薬の供給ルートすら現時点では存在していない。

「ま、待ってくれ!旦那!
アタイは火薬の作り方を知らないんだ!
だから、無理――」

「はい、これ!
英語なら読めるよな!」

シルバーは問答無用で、ネット通販から、火薬の作り方が書かれた中古本を購入。
ミカドワに渡した。すると彼女は目をカッと開いて驚いた。

「せ、先史文明の本!?
げ、現存してたのかい!?
確かにこれがあれば、作れるような……?
でも、研究する必要があるから、一ヶ月……いや、三ヶ月待って欲しいね!」

『さすがはミカドワ』
『仕事の納期が、常に3でござる』 
『いや無理だろwwwww火薬の製造とかwwwこんな少人数で出来る訳ないだろwwww』
『妖精さん、無茶言い過ぎwwww』
『こらwwww妖精さんは中世ヨーロッパの一諸侯程度の国力もないんだぞwww無理な事をやらせすぎwwww
銃はめちゃくちゃ金がかかるんだぞwww』

ミカドワは、とんでもない客を持ってしまった。そう思った。なんかノイズ混
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