愚かな変態野郎の錯覚 【シベリア香川】
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「いやぁ〜絵里さん綺麗だったな〜………」
ボクはボクの部屋で幾度となくこんなことを呟いている。
でもボクは考えてしまうんだ………
なぜならボクは男の子だから………
ドン!
「え、絵里さん……!?」
「ねぇ、キミ……本当に亜里沙とはただの友達なの?」
「だからそうですって何回言えばわかるんですかっ!?」
「そう、ならよかったわ……」
「でもなんで壁ドンを………?」
「そんなの決まってるでしょ?」
「キミがかわいいからよ?」
そうして絵里さんはボクの唇に唇を近づけて………!
あぁ、あとあと………
ドン!
「え、絵里さん……!?」
「キミってよく見ると可愛いわね……亜里沙はもったいないことするわね〜」
「そ、そんなことは………」
「ねぇ……」
クイッ……
そして絵里さんはボクの顎をクイッと上げた……
「亜里沙とはなにもないなら………
私のものにならない?」
ふぁあああああああああ!!
いいねぇ〜!壁ドンからの壁クイ!!
あとこういうのも………
「ん……あれ、寝てた……?」
「起きたかしら?」
「えっ……?」
ボクは目を覚まして声のした方を向く。
その方には絵里さんの顔があった。
そしてボクの頭には柔らかくて気持ちよくてまるで天国にいるような感触がしていた。
「ふふっ、おはよう」
「おはよう、ございます……?」
「キミの寝顔も可愛かったわよ?」
「え〜っと……これは……」
ボクはまだ状況を理解できずにいた。
「戸惑ってる顔も可愛わね。今はね、私がキミを膝枕しているのよ?」
「なっ!?///」
ボクは顔を赤くして起き上がろうとした。
「あっ、ダ〜メっ」
「ちょっ、絵里さん!?」
絵里さんはボクの頭を軽く押して、また膝の上に乗せて頭を撫でてくれた。
ボクは絵里さんの気持ちいいナデナデに落ち着きを覚えて身を任せる………
キタコレッ!
いいぞ〜?絵里さんの膝枕はいいぞ〜!
でも、絵里さんの手料理ってどうなんだろう………
「さ、食べて」
「ありがとうございます!いただきます!」
ボクはそう言って一口料理を食べる。
「どう?お口に合うかしら?」
「はい!とっても美味しいです!」
「ふふっ、よかった」
絵里さんは嬉しそうにボクを眺め、ボクはもぐもぐと料理を食べている。
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