恐怖の玉避け合戦 【白犬のトト】
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慌てて視線を絵里に戻すとそこにはもう一人の影が。
「そろそろ、混ぜてくださいよ」
「春人くん」
「春くん」
ダウンしていたはずの春人が戦線復帰をしていた。
どうしてと言う意味を込めて春人を見た花陽と凛に対して、真姫を見る。
その先には頬を少し染めてそっぽを向いてる真姫。彼女が介抱したらしい。
(ありがとう、西木野さん)
心の中でお礼を言って前を向く春人。
海未がついてこれてない間にボールを穂乃果にパスし、続けて凛へ。
(もうちょっとだけどこのままじゃあ駄目にゃ!)
それでも辛うじてついてくる海未を見てなにか工夫しないとダメと判断した凛は穂乃果から来たボールを受け取らず、殴って直接花陽の方へ飛ばそうとする。
それに気づいた海未はすぐに視線を花陽へと向けるがそこにはボールがない。
(そんな確かに凛はボールを右拳の裏で弾いたはず・・・まさか)
慌てて凛の方を見ると凛は腕を振り上げてる状態で止まっていた。
(ボールを弾いた瞬間飛んでいく前に捕球して上に投げたと言うのですか)
すぐに上を見上げるがもうボールは見えない。
後ろにあると判断した海未は慌てて後ろを向くとその先には海未からみて左側に腕を伸ばした春人がいた。
(まずいこの先にいるのは確か絵里)
この状況で投げられたらきついと思いすぐにからだの向きを変える。が・・・
(ボールがない確かに春人の腕はこっちに・・・)
そこで海未は自分がみたのが腕が伸びたところだけだと気付く。
(春人は恐らく私から見て右に投げてから左にてを伸ばしたなら今ボールは・・・)
「行け!!花陽!!」
「行くにゃ!!かよちん!!」
「」
慌てて後ろを振り向く海未。しかしその時にはすでに遅く、自分の膝付近にすでに花陽によって投げられたボールが迫っており・・・
☆
「はぁ〜・・・、希の奢りのアイスはおっいしっいな〜♪」
「む〜、次はうちが勝つからね」
「えへへ〜、海未ちゃんありがと♪」
「負けたから仕方なくです。これ食べたらまたダイエットですよ?」
「まあまあ、海未ちゃん落ち着いて・・・花陽ちゃんはどう?」
「お、おいしいです・・・でも、なんか申し訳なくて・・・」
「これくらい別に気にしなくてもいいのよ。ちょっとは凛位大胆になってみたら?」
「にゃ〜♪真姫ちゃんの奢りのアイスはおいしいにゃ!!」
「そうよ花陽。今日はあんたがMVPなんだから。春人も、このにこにーからの奢りのなんだからちゃんと味わいなさい」
「は、はい。ありがとうございます」
ドッジボールが終わって帰り道
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