恐怖の玉避け合戦 【白犬のトト】
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た・・・
「絢瀬先輩」
慌ててかけより介抱する。が気を失っているのかぐったりしている。
「大丈夫です、手加減はしてますから・・・」
((手加減ってなにこれドッジボールだよね))
絵里を外野の穂乃果に渡し、内野へと戻っていく。が・・・
(は、春人くん・・・怖い・・・)
(ぼ、僕も・・・)
目の前で異様なオーラを放っている海未。
ここで春人がふと気になって周りを見渡す。
(ボールはどこに?)
軽く見渡したけど見つからない。
どこに投げたのか気になって探すと遠くから声が聞こえる。
「ふえぇぇぇん、海未ちゃん投げすぎだよ〜〜〜」
遠くの方からボールを持て走ってくることり。
(あの一瞬で絵里ちゃんに掠ってそこまでトンジャッタノォ!?)
(っていうか一瞬で飛んで行ったはずなのにそれを取りに行ける南先輩もすごい・・・)
ものすごくやばい雰囲気を放っている海未と地味にすごいことりにおののきながらも二人とも構える。
「花陽、頑張れる?」
「わ、わかんない・・・でも、春人くんが頑張るなら私も頑張る」
「・・・うん!」
花陽をかばうように前に出る春人。
「・・・いいでしょう。まずは春人、あなたから倒します!!」
「ぐっ」
手に汗を握りながら腰を少し落として構え、花陽の手をぎゅっと握る。
「行きます!!」
流れるようにゆっくりと動き、ボールを投げつけてくる。と思いきや斜めに投擲。その先には希。
予想外の行動にワンテンポ遅れてしまう春人。
彼の右側ではすでに投げるモーションに入っている希。
これに反射的に嫌な予感を感じた春人がこれをしゃがんで回避。
よけられたボールは向かい側にいることりが捕球。そこから流れるように真姫、にことボールが回されていく。
流石今までμ`sとして活動してきただけありかなりのコンビネーション。
動きに追いつけてないと判断したにこが春人と花陽の繋がれた手を狙って投げてくる。
(二人同時アウトで負けるのは駄目だ)
(手を離さなきゃやられちゃう)
すぐに判断した二人は手を離し、間を通り抜けて行く。しかしこれこそがにこの狙い。
ボールが飛んだ先には鬼、海未がいた。
捕球した海未はそのまますぐに投げるモーションへ移行。音を置き去る高速のボールが花陽に向けられてなげれられる。
自分に向けられたと気付いた時にはもう遅く、花陽はただただ目を瞑るだけ。だが彼女にボールが当たった衝撃は一切なく・・・
恐る恐る目を開けるとそこには・・・
「・・・かはっ」
「・・・は、春人、くん?」
前に仁王立ちしてボールを受け止めていた。
身を挺して守った春人。が、強すぎる衝撃に耐えられずゆっく
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