恐怖の玉避け合戦 【白犬のトト】
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に向かって投げる。
「バイバイ、にこちゃん?」
「くっ?」
あまり力が込められてはなかったがあまりにも近かったためこれも直撃。
海未がフォローするべく移動するけど間に合わずに地面に落ちる。
「すいません、間に合いませんでした・・・」
「いいのよ。あんたたちが残ってくれればね」
「・・・私なにもしてないんだけど」
「UFOに騙されてリタイヤよりマシでしょ?」
「それもそうね」
「り、凛を見るにゃ?///」
そっと溜息を吐きながら内野から出て行くにこと真姫。
「これで3対2。私たちの方が有利ね」
「そうやね・・・でも、まだまだやで?それにうちらの決着はまだついとらんよ?」
「そうね、だから・・・決めるわよ?」
「もちやん?」
希が思いっきり振りかぶって重い一発を投げる。
対してスピード重視の絵里。
μ'sでもトップクラスに動ける二人のデットヒート。
お互い危なっかしいところはあるけどそれでも決して捕球ミスはしない。が、そんな状況も長くは続かない。
先に限界がきたのは意外にも絵里の方だった。
受け止めるボールが重いせいで思った以上に体力が持っていかれる。だがもちろんそんなことを表情には出さない。
少したたらを踏みそうになったが我慢する絵里。
(このままじゃあ押し負けるわね・・・仕方ないわ)
ボールを持ったまま前に走り線ギリギリに立つ。そして目線は希はではなく海未の方へ。
いきなり視線を向けられた海未は反射的に身構える。
一方の希は自分との戦いをなげられたと思い、無理矢理戦ってもらうために前に出る。が、これこそが絵里の狙いであり・・・
「ごめんなさいね?」
「な」
視線は海未に向けたままボールを希の方に投げる。
(これぞ秘技、ノールック投方チカ!!)
予想だにしないボールの動きをみきることがで来ずに希の足にあたる。
「やった♪希討ち取ったりなんてね」
「あちゃ〜、やられてもうた・・・ごめんな〜海未ちゃん」
「いえいえ、構いませんよ?・・・お疲れ様です」
「・・・海未ちゃん?」
内野一人になってしまったのにやけに落ち着いている海未に希は若干の疑問を抱きながらも外野へ。
「さあ、後は海未だけね」
「うう、怖かったけど・・・なにもなくてよかった・・・」
「最初は危なかったけどね・・・」
残り一人と言うことになって士気が上がるBチーム。
「さあ、さっさと勝負を決めて・・・」
しかし、あとの言葉が続かなかった。なぜなら・・・
「余韻に浸るのもいいですが、まだ私を忘れていませんよね?」
海未がいつの間にか腕を振り抜いており、同時に絵里の体が横に倒れていっ
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